大瀬崎通信2019弥生 春らしい生物が出始めました。

大瀬崎通信2019弥生 春らしい生物が出始めました。

大瀬崎より、赤堀です。

深海魚フィバーも一段落し、海中も春っぽくなってきました。

ただ今年は水温が高めで、17~18℃となっています。いつもだとこの時期は、15℃前後の水温なので

2~3℃は高く、寒がりな私にとってはとっても有り難い水温が続いています。

そんな高めの水温に誘われてか、春らしい生物が一気に増えている感じがします。

代表的なのが、カエルアンコウの幼魚です。

水底に転がっている海藻の中や、ロープの陰に隠れていることが多いのですが

今回のように、貝殻に身を寄せている個体もチラホラ見ることができます。

大きさは1センチ前後で、白色や黄色、黒色などの単色の個体が多いです。

もう一つは、キアンコウです。イメージとしては「冬」が強いですが、意外と3月のこの時期に

見られるケースが多い気がします。

大きさは1mほどで、大きな目をキョロキョロさせて周辺をうかがっています。

運がよければ水深15m前後でも見られますので、カエルアンコウの幼魚を探していたら

キアンコウもいたー!!なんて忘れられないダイビングになるかもしれませんね。