皆さんこんにちは
長崎のダイビングサービス海だより中村です。

暖かくなり、日本各地でアオリイカが産卵シーズンを迎えていますね。
こちら長崎でもその姿を見ることができました。

しかし、今回は産卵ではなくイカ釣りと産卵に訪れたアオリイカ親個体についてを少し書いてみたいと思います。

私がご案内しているポイントでは、わりと拾い範囲でエダサンゴが群生する場所があります。
と言っても、1つの入り江にだけ広がる程度なのですが、それでも長崎市内沿岸で見られる規模としては大きなものです。

アオリイカの産卵といえば、イカシバのような人工的に投入された産卵床か、アカモク等の海藻に産み付けられる事が定番ですが、これくらいの規模があればエダサンゴにも産卵を行います。
とりわけ、海藻が減少傾向にあり、目ぼしい場所が無ければ割と多くのイカがこのような場所に集まる傾向にあるようです。

5月の連休初日、こちらをご案内している際に今季初の産卵を観察することができました。
残念ながらその時はカメラを持っていなかった為、後日撮影に向かおうと考えたのですが…
こちらはその時に産み付けられた卵を後日撮影した写真です。

ゴールデンウィークの終盤、少し時間が出来たので撮影に向かったのですが待てど暮せどイカはやってきません。
その後も連日通うのですが、やはりイカが現れる事はありませんでした。

さて、ここで少し疑念が沸いてきます。
実はこのポイントは長崎市屈指のイカ釣りのポイントでもあり、連休中は1日何十人もこの場所にイカ釣りの人々が集まっていました。
私も連休中ダイビングの案内で何度も訪れていたのですが、釣り人が結構な数の親イカを持ち帰る姿を目にしました。

このエリアではイカ達にとって手頃な産卵場はこのエダサンゴ周りくらいです。
そして、釣り人がよく狙っているのもやはりサンゴがある入り江です。

産卵に集まっていたイカは私が目視した限り約10ペア程。
イカの産卵を観察された事があるダイバーなら何となくわかると思うのですが、イカ達の産卵は1日では終わらず、何日もかけて行われます。
しかし、今回は連休中の1日だけ観察でき、その後は今日まで1度も産卵する個体が見れていません。
また、卵の状態や数を確認しても、恐らく私が観察した1日またはその前後の数日間だけしか行われていませんでした。

たまたまイカ達がその後産卵に来なくなった可能性も大いにあります。
しかし、産卵場近くで多くの親イカが釣り上げられた場合、影響も必ずあるでしょう。

釣り規制があるエリアでは無い事や、釣り人はイカの生態や産卵場がそこにあると知らずに行っている人がほとんどでしょうが。
(写真は破棄されたエギに産み付けられていたアオリイカの卵)

このような問題について、海の中を知れるダイバーだからこそ出来る事は多いように思います。

最後に、こちらの動画もアップしましたので合わせて宜しければご覧ください。

話は変わりますが今年もウニの販売開始してます。
これからは塩ウニの時期です。
海だよりの塩ウニ、気になる方はメールやフェイスブックからお問い合わせ下さい。

ダイビングサービス海だより
中村