終末と始まりと謎。

終末と始まりと謎。

皆さんこんばんは、鹿児島県本土より松田がお届け致します。

11月になりグッと生物の繁殖行動は影を潜め、それでもそんな折を見計らう様に密かに始まる繁殖行動も自然の摂理と自分の解釈をすり合わせ楽しめる時期です。

水温24℃で産卵し現在22℃

27日に及ぶ卵保護をするマダコ。

残すところ1割程度の卵塊を痩せた体で守ります。

少し瞳は白濁し、それでも懸命に孵化を促す流水は漏斗から力強く吐き出されます。

 

ゲストさんに撮影いただき、最後に3枚だけ撮影した1枚。

「貴女に巣立つ子供達の姿は見えているのかい?お疲れ様。」と声をかけながら

暗闇の海は外敵にきっと襲われる危機も比較的少ないのでしょう。

また、来年逢いましょう。

オオウナギの定期観察を兼ねて池田湖に潜りに行った時のこと・・・・・・

これまで9月、10月と見たことのないヌマエビ科と思しきエビの大量発生に遭遇した。

昔、淡水エビを水槽で飼育していた時の事を水中で思い出していた。

満月の夜には踊るように水槽の中を一斉に泳ぎ回り大産卵を繰り広げていたのだ!!!

こりゃ!満月の夜行くしかない〜〜〜

あぁ〜〜でも湖の夜・・・・・・怖いんだよなぁ〜一人で行くの。

 

潜るポイントのせいだろうか・・・・・・

オビテンスモドキの巣作りは何故かこの時期にしか見られない。

今回の発見箇所に目ぼしいメスはいないが、フラフラと泳ぎまわては、好みの高さや詰み具合を確かめるように岩盤や貝殻を組んでいく。

きっと二次雄として彼の新しい人生のスタートなのかな。

そんな、彼の目もまた野心と希望に溢れた力強いものだった!!

 

 

鹿児島県鹿児島市下福元町7641

ダイビングショップSB

http://sb-diving.sakura.ne.jp

松田 康司