海藻とともに

海藻とともに

毎月、7日は三保真崎の情報を鉄 多加志がお伝えします。

東海地方は日曜日に春一番だったそうです。どーりで水洗い場の水槽に手を入れても冷たく感じなかったわけですね。
沖堤の左側の白波をみれば、どれほどの強風か想像がつくと思います。

今回のテーマは、海藻(藻ではないのも混じってますが)と魚のからみのカットを中心にお伝えします。
あまり、海藻のイメージの多くない三保真崎ですが、この低水温の時季は、それなりに海藻が見られます。
先ずは、砂地に繁茂しているシオミドロとクロウシノシタです。
本魚は、隠れているつもりなんでしょうねぇ(笑)。

ホシササノハベラの幼魚も海藻でシモンマサトのようになっていました。

サザナミフグとフクロノリのコラボはこの時期にしか見られませんね。

ミノカサゴも寒いのが苦手なのか?フクロノリの陰で大人しくしていました。

おなじくフクロノリに隠れていたカワハギは、こちらに気付くとゆっくりと逃げ出しました。

サツマカサゴの幼魚もフクロノリに寄り添っていました。

イネゴチの後ろにもフクロノリがホワホワしていました。

アントクメやフクロノリは相変わらずの繁茂ぶりですが、極端にウミウチワが減ったというよりも全然ありません。

フィンを外すエキジットエリアで見られるアオサの周辺の珪藻が光合成をして酸素を供給していました。
これも透明度が良くて海藻が繁茂している時季の特徴ですね。光合成の可視化はこの時季の風物詩です。
シオミドロも徐々に減って来て冬も底を打ち、これから春濁りを経て海のカンブリア爆発!が到来です。