秋、今までにない盛り上がり

秋、今までにない盛り上がり

こんばんは。

随分ご無沙汰の投稿となってしまいました。

気がつけば2回分も投稿を飛ばしてしまい・・・申し訳ございません。

 

さて、とっても久々の伊東の海の発信は・・・やっぱりハナダイ。

今年も大人気の五島根が期間延長となり11月15日までとなりました!

これはガッツリ五島根のガイドが増えると思いきや、伊東では現在「ハナダイの産卵」が大人気。

ガイドとしてはここでしっかり凄い放精放卵の瞬間の写真をUPしたいところですが、中々ガイド中に本気の撮影もできない(いい訳・・・)ので手持ちの写真からその雰囲気だったりをお届けしたいと思います。

現在最も注目の高いハナダイは「ナガハナダイ」

ずっと注目させたい伊東のハナダイとして声をあげていました。

そもそもはとっても綺麗なデザインで日本でも見られる場所がある程度限られる種だからという理由でしたが、正直産卵シーンがスタートで注目を集めるとは思ってませんでした。

産卵シーン直前に群れのオスはそれぞれのポジション取を済ませて体色を変化させ始めます。

体からオレンジの要素がほぼなくなり全体に紫色が強くなります。

メスは一見キンギョハナダイに似たようなオレンジ色で詳しくない方には「大きなキンギョハナダイ」に見えるそうです。

そして求愛を始める頃には・・・

全身の頭から3分1程が赤くなり2トーンの配色になります。

ここから本格的に求愛が始まりその後、放精放卵の最終段階へと進みます。

少し透明度の良い日には青い海にこの2トーンのハナダイがダンスをする光景が怪しく青く光っているような光景にみえとても魅力的です。

何度かのアプローチから誘惑を繰り返して結ばれるのですが、実はハナダイはその求愛のやり方が種によってかなり異なります。

伊東で見られる全ては今回はここに書きませんが、ナガハナダイはじっくり背後から距離をつめ最終的に強引に前に回り込んでメスが放卵する気になるまで誘惑を続けます。

最終的にメスが放卵の準備ができたらメスに巻きつき放精放卵を行います。

非常に残念ながら、巻きつきの瞬間や放精放卵そしてその後までの写真が足りておりません・・・

ここ数日でその貴重な瞬間をカメラに納めんとお客様からのリクエストが増えております。

 

撮影難易度は結構高く、正直1、2回のチャレンジでは成功しないと思われます。

ますはカメラを置いて目で確認し、その行動の成り行きをしっかり目と頭で記録してから撮影に挑んでもらいたいと思います。

その中で何度も失敗しながら納得のいく産卵シーンを撮影するという流れになります。

最も難易度の高い「巻きつきの瞬間」が撮影できなくても、それまでの行程や単体ではなくワイドで全体をというのも十分に楽しめる要素だと思います。

時間帯は限られた午前の時間でおおよそ30〜40分間とかなり条件も限られますので、タイミングも非常に重要となります。

 

秋期はハナダイがそれぞれの時間帯とエリアで産卵中。

・午前 ナガハナダイ、スジハナダイ

・午後 サクラダイ、キンギョハナダイ、カシワハナダイ

1日でこれらの産卵シーンを狙える海って贅沢だな〜と改めて思うばかりです。

1日3ダイブで「ナガハナダイ産卵」→「ソフトコーラル絡めたワイドやマクロ」→「サクラダイ、キンギョハナダイ、カシワハナダイ産卵」という組み合わせがここ最近の主流となっております。

産卵シーン撮影中はそれに参加しない、あまり興味のない方も全然別の生物なども案内できますので「産卵人気だから・・・」と気圧されず是非一緒に行ってみましょう。

今日も多くのかたが産卵シーンに熱中する中・・・アケボノハゼを発見したりと新たな出会いがあったりもしますんで♪

 

最も賑やかなシーズン「秋」

水中はもうしばらくそのシーズンが続きますので皆様のお越しをお待ちしております。

 

DiveFamilyYellow ひで