函館から今の水中をご案内します!
地方名で花魁鰍(オイランカジカ)と呼ばれるオニカジカという魚がいます。
このカジカに限った話ではありませんがカジカの仲間は冬に繁殖期を迎えるものが多くいます。
繁殖の仕方も交尾したりしなかったり卵を守ったり守らなかったりと多岐に渡ります。
そりゃもう楽しい発見も多くあります。
そんな訳で今回メインでご紹介するのがオニカジカです。
オニカジカは頭にとても大きなトゲ(前鰓蓋骨棘)を持つことからこの和名が付けられました。
花魁鰍の地方名は花魁の付けるかんざしに似ることからとも言われています。オスの臀鰭は繁殖期になるととても鮮やかになりメスへのディスプレイに使用されます。
オスの尻びれには丸い模様がたくさんありますがこれは繁殖期、特に鮮やかになります。
通称「エッグスポット」とも呼ばれる卵模様をしています。
オスのもとには複数のメスが訪れて訪れて産卵して行きますが卵の色は雌により異なります。
全体で見るとこんな感じです。
実にさまざまな色の卵があることがわかります。
抱卵場所を確保し始めたナメダンゴsp.のオスは間も無く抱卵を始めます。
ホテイウオことゴッコも日々数が増えてきました。
間も無く繁殖期のピークを迎えます。
ここの地名を持つウスジリカジカもオスが抱卵場所を確保し始めたので間も無く抱卵開始です。
アキギンポは繁殖期を迎え抱卵中です!
絶賛、抱卵中なのはフサギンポの母ちゃんたちです。
地味に近づき敵を大きな口で追い払います!
函館からGruntSculpin佐藤長明でした!