こんにちは。

28日になりましたので、伊東よりヒデがお送りします。

2020年まさかの春になりましたね。

正直もっと軽度で収まるものだと思い込んでいた「新型コロナウィルス」

伊豆半島は伊東だけでなく、ほぼ把握している限り全ポイントがクローズしてる状況です。

私も、緊急事態宣言が出る前より既に営業自粛を行っています。

伊東DSがクローズするまでは調査という名目で潜っていましたが、施設自体も使えず海に入れないので完全自宅待機の日々となっています。

この「ガイド会ブログ」も旬な情報を一切あげられないので、過去撮った写真で何かお話でも・・・

さて、前回はキンギョハナダイについて上げさせてもらったので、引き続き伊東で見られる普通種のハナダイのお話。

さて、今回のハナダイは〜「スジハナダイ」

普通種の中ではサクラダイと対をなすほど人気があるハナダイですが、サクラダイのように大きな群れを形成することはなく、どちらかというとマクロで狙う方が殆どのハナダイです。

見た目はキンギョハナダイのメス個体の世にオレンジの体。

体の中央にさらに白ラインに挟まれるように濃い赤色の帯＝スジが入るのが特徴です。

幼魚から立派な成魚まで基本見た目が変わらないハナダイ。

なので体の大きさである程度判別するしかないのですが、立派なオスになると婚姻色を出すまでになりますが、そのサイズ（成長度合い）まで行くと中央にある赤い帯は色を薄めていく感覚です。

写真は婚姻色が出かけている個体ですが、実はまだ全然本気の状態ではありません。

きっとその瞬間のために目一杯魅力を伝えられるようにクリーニング中なのでしょうか♪

この状態まで行けばほぼ婚姻色が出ていると言える状態です。

ご覧いただいてわかるように特徴である赤い帯はほぼ消えているように見えます。

その分、尾びれに色が入り頭部もマダラ状に色の変化が起こります。

最終的に産卵まで行き着く状態がこれ以上の状態になるのかは実は撮影ができておらずお見せすることが叶ってないのです（汗

スジハナダイは実は分布範囲は広いハナダイのようなのですが、通常見られる水深が意外に深いらしく通常３０〜４０m付近に見られるハナダイのようです。

伊東はそのスジハナダイが浅い場所だと１８mくらいから小さなハーレムを形成します。

スジハナダイは行動範囲が基本的に狭く、基本的には巣穴の付近からあまり動くことがありません。

巣穴の場所は年によって変わったりすることはありますが、他のダイビングポイントに比べればかなりお見せするに楽な条件であると言えます。

浅い場所から多いとはいえ、深い水深に行けばもっと数も多く見られ小さな幼魚期の個体は比較的深い水深の方が多く見られます。

深い水深のスジハナダイの方が軽々しんがゆるいのか、巣穴ではなく様々なソフトコーラルに少数で集まっている光景を目にします。

浅い水深は身を守るために直ぐに隠れられる穴や亀裂の前で見られますが、深度が変わると見られる状況、写真でいえば背景がかなり異なるのも面白い点かもしれません。

スジハナダイは人気の種でありながら、意外に撮影される機会が少ないハナダイ。

スジハナダイのいる環境（特に深場）には更に魅力的な深い場ハナダイたちも多くいるのがその要因ですね。

でも、個体の美しさや可愛らしさは十二分にあるハナダイ。

無理に深い水深でなくても撮る見ることのできるハナダイなのでオススメです。

個人的には小さな幼魚も魅了的ですが、オスの婚姻色を狙うためのリクエストなんて来てくれると燃えますね〜

体が大きい分、動きも激しく早いですがある意味サクラダイやナガハナダイ、キンギョハナダイの婚姻色のタイミングを狙うよりは容易な場合もありますので、ご興味ある方は是非リクエストいただければと思います。

兎に角まずはこのコロナが終息し、安心してお迎えできるその日まで今はまだ我慢の日々。

「5月7日から営業を再開するのか？」

との問い合わせも日に日に増えてきていますが、正直わかりません。

個人的には営業再開したいという本音ですが、今全国的に行っている外出自粛の成果はGWを終えた更に先に結果が出てくるでしょう。

そう考えると5月一杯は難しいのかな・・・とか、不安がいっぱいです。

そろそろじっとしている事にストレスがたまり、自制が効かなくなってくる方も多いでしょうが・・・

もう少しこの難局をみんなで耐え忍びましょう。

今は今まで行った海を思い返し、撮った写真を見直しながら、私どもの様にリアルタイムではないにしろ「海」を発信する者たちのブログでも読みながら・・・時間を過ごせるGWになればと思います。

あっ、そうそう。

水中ライトで皆さんご存知の「RGBlue」さんもGWに自宅で楽しむためのフォトコンを開催されております！

今まで撮り溜めた写真の中からお気に入りをインスタグラムで投稿するって方法のフォトコン。

今まであった様でなかったタイプのフォトコンなので、今までに撮った写真を１枚応募してみましょう！

実は私も人生初のフォトコン参加して見ました（笑
普段は参加することなんて考えたこともなかったですが、こんな時だし試しにやってみよう〜って軽い気持ちでいいと思います。

沢山の写真から愛する「海」を共有するだけでも素晴らしいイベントかな〜って思います。

それでは、次回28日にはリアルタイムの海の話が出せることを心より祈りながら・・・

Dive Family Yellow ひで