「インドネシア報告・アンボン編 その2」

「インドネシア報告・アンボン編 その2」

みなさん、お元気ですか? 

「ステイホーム週間」はいかがお過ごしでしたか? 

我々ガイド会は「ガイド会Online live」と銘打って、リモートでのガチンコフォトバトルを開催!みなさんと一緒に楽しませていただきました。 

まだまだ、出口の見えない状況ではありますが、リモートイベントやコチラのブログなど今できる事を最大限利用しながら情報をご提供しつつ、何とかこの試練を乗り越えられるよう頑張りましょう。。。 

 

という事で、先月に引き続き「アンボン島」で出会った仲間たちをご紹介いたします。 

 

さて今回は「ベラ」の仲間たちです。アンボン島では様々な種類のベラたちを観察・撮影することが出来るのですが、その中でも一際人気の高い「クジャクベラの仲間」と「イトヒキベラの仲間」をご紹介いたします。 

まずはコチラ「ブルーフラッシャーラス」です。 

背鰭・尾鰭のフィラメントは長く伸長し、この手の仲間の中でもスレンダーなフォルムを持った種です。婚姻色時は名前の通りメタリックで青白い体色を発します。 

コチラは「フィラメンテッドフラッシャーラス」です。 

アンボン島で見られるクジャクベラの仲間の中で、最も派手な体色を持つのが本種。ブルーフラッシャーラスのように尾鰭にもフィラメントを有しますが、通常時・婚姻色時共に黄色がかった体色で見分けることができます。 

コチラは「イエローフィンフラッシャーラス」です。 

実は撮影している時に若干の違和感を持ちながらも「クジャクベラ」だと思って撮影しておりました。ところが後に写真を確認したところ臀鰭が全部黄色いではありませんか!そうか、撮影中に感じた違和感はコレだったのか・・・と。(因みにクジャクベラの臀鰭は内側と外側で染め分けられています。) 

今度はイトヒキベラの仲間で「トノズフェアリーラス」です。 

インドネシア周辺海域に行ったら兎にも角にも見たい!と思っていた種だったので、出会った時は思わず「イターーーーッ!」と叫んでしまった程、その後冷静に辺りを見回すと意外なほど多くの個体がいることに「マジで普通種なんだぁ〜」と二度感動を味わう事が出来ました。背鰭の中央から伸びるフィラメントが特徴的なイトヒキベラですね。 

最後はアンボンの海では1番の普通種だった「クロヘリイトヒキベラの近似種」です。 

かなり浅い水深にまで分布していて、太陽の光に照らされた体色は物凄くギラギラとして見えます。ところで海外の図鑑などでは本種を「Dull-head Fairy Wrasse」と紹介されてはいますが、研究者の方に伺うとこのグループの分類は混沌としていて、上記の英名も便宜的に使われているものだとのことですので、ここでは近似種とさせていただきました。 

 という事で今回はここまで。 

明日はタイからタケシ君の報告です、お楽しみに。 

タケシ君、先日はタイからの参加、ありがとう!いや〜やっぱタケシ君の「ジンベエの写真」はどれも迫力だね。。。 

でわでわ。 

 

 

五十嵐“Garuda”一規
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