海の自粛解除後 1ヶ月

海の自粛解除後 1ヶ月

三保真崎の自粛解除(完全ではありません)がされて1ヶ月が経過しました。大きな時化も無く、毎週末は海に出て潜れなかった2ヶ月間の空白を埋めるかのように勤しんでダイビングしております。

マスクエチケットや手荒いうがい、ディスタンスコントロールなど、これまでとは比べられないほど面倒な手順はありますが、それをご理解をいただき、遵守していただけるゲストの方々には、県内外を問わずご案内を始めました。室内・車内でのマスク着用にご協力をお願いいたします。

地域によっては大雨による土砂災害で甚大な被害が出ているようです。被害に遭われた方々にはお見舞いを申し上げるとともに、お亡くなりになられたご親族の方にお悔やみを申し上げます。幸いにして、こちらは雨量はまとまっているものの避難勧告がエリアによって出ている状況で、切迫した状況には至っておりません。来週末は梅雨明けの予測も出ておりますので、今暫くの辛抱となりそうです。

さて、海の中に話しをうつしましょう。
画像は自粛前に撮影したフタホシキツネベラです。


大きさは3cm弱で水深21mにおりました。


自粛解除後にやっと見つけた、多分同じと思われる個体は4cmほどに成長していて体側のラインもはっきりしてきました。以前と場所は変わっていませんので、ご存知の方はちょっと時間を使えば見つけられると思います。


もう少し水深を上げるとアカオビハナダイとサクラダイが群れていて、今はアカオビハナダイの雄が盛んにディスプレイをしています。2〜3個体、やたらとサービスの良い鰭をすぐに全開にするやつがいますので、上手く遭遇すれば撮れますよ。


そののシロアザミヤギには、チラホラとトガリモエビが見られるようになってきました。


真崎では個体数の少ないスザクサラサエビです。よく見ると腹節が膨らんでいることから、多分抱卵中だと思います。
現在、水温は23度台なので、1ヶ月もしない内に放仔が始まると思います。

なかなか諸手を上げてダ・イ・ビ・ン・グぅ〜とも行かないご時世ではありますが、マナーとルールを守れば息抜きくらいは許される状況にはなってきました。自粛続きでねじ切れそうになっている心と気持ちを海で解してください。
残念ながら今年の海水浴場の開設は中止となりました。それでも一定数の人は海に入ると思いますので、これまで以上に注意を払って海を利用してください。監視の目が無く、逆に開放的になってしまうことが懸念されます。オウンリスクとは自分の責任だから何をやっても良いと解釈している人がいますが、一旦事故が発生してしまうとその責任は自己犠牲だけでは済みません。その後を詳細に想像してから事におよびましょう。

さて明日は葉山から輝くんが海のホットな情報を伝えてくれます。新しいコンプレッサー室も見に行きたいし、三浦のボートも未体験なので、こちらが落ち着いたら(秋かなぁ)遊びに行きますので相手をして下さい。