7月も函館から!

7月も函館から!

さて今月も函館の海をご紹介いたします。

この季節は大型の海藻類が枯れはじめる季節ですがその海藻類などを利用して成長する生物がいます。

見て可愛く撮って楽しく食べて美味しいと3拍子揃った「ホタテ」の子供(稚貝)です。

 

光の加減で背景やホタテの色自体も微妙に変化するので撮影していて楽しい!

稚貝は「足糸」という糸状の物で様々な物にくっつくことができます。

 

この2枚も足糸でくっ付いているので離れる事はありません。

しかし、カスタネットのように口をパタパタするので向きはそれぞれ変わってしまうことがあります。

この写真の背景は貝殻の内側にくっ付いています。

 

3枚となるとピント合わせは至難の技です。

貝に見つかる点々は「眼点」といい目の役割を果たします。

しかし、人のように見えるわけではもちろん無く光を感じる程度です。

サイズの違いは着生したタイミングや餌環境などで徐々に違いが出てきます。

 

大きな海藻には数え切れないほどのホタテの稚貝が着生します。

その中をよく探すとスナビクニンが見つかったりコラボ写真を狙えることもあります!

大型の海藻類には多くのホタテが着生します。この海藻には500個近くの稚貝が着いていました。

 

新型コロナの影響で思うように海を楽しめない季節が続きますができるだけ情報だけはお届けし収束の暁には存分に楽しんで頂けるようにガイドの腕を磨いておきます!まだ時間はかかると思いますがなんとか凌いでいきましょう。

 

GruntSculpin佐藤長明