山から海へ 大木の移動

山から海へ 大木の移動

こん○○は。
西伊豆のふらら日和八木です。

今月は、静浦の「飛び根」と呼ばれる、離れ根でのお話です。
静浦は、堤防を境に左側と右側からエントリーできます。
左側からエントリーし、150mほど泳ぐと飛び根に到着します。

根頭水深24m、先端下水深40m

と、沖合の離れ根です。

ここに行くと目立つのが、巨大なトサカ達。
今時貴重な、人サイズのトサカがボンボン!とそびえ立っています。


そもそも、水面表層は濁ってることが多く、水深も深いので自然光はほとんど届きません。

それにしても、光もなくここまでトサカが立派に育つのはなぜだろう?と推測していくと、、

静浦の隣に、口野用水路があったり、隣の平沢側には、山から大小3本の川があります。

その山々は、みかん畑が主ですが、みかんを鳥達が食べ、糞をする、その糞が地面に落ち、それが雨などで泥とかして川から海に流れ出る。
みかんだけではなく、木から落ちた葉などの沈殿などその原理で山に溜まったいろんな栄養素が海に流れるわけです。

その栄養素が、奥駿河湾特有の流れに乗り、静浦の海にやってきます。
そんな栄養素をいっぱい補給し大きくなっていくのではないかと思っています。

濁りも海中生物にとっては大切な栄養分なんですね。

そしてそんな陸からの栄養素で育ったトサカ達は、他の海中生物の集会場にもなり僕らダイバーの目を楽しませてくれます。

山からの栄養素で育つ、海中の大木・・・

西伊豆・静浦ならではの光景をぜひ観にいらしてください♪

 

 

 

西伊豆静浦で潜るなら・・・
ネイチャーガイドサービスふらら日和
https://furarab-yori.com/