大波を超え。

大波を超え。

みなさまこんばんは、鹿児島県本土より松田がお届け致します。

2020年の年の瀬、様々な事を思い出し日々の整理をしております。今年は一層皆様に支えていただきながら過ごしてきたように感じます。

 

コロナ禍にあって人の命が危ぶまれる時、水中ガイドという仕事は一番最初にその機会を失い、只々世間の動静を注視する事しかできないのでした。

ただ、海と向き合い己を信じコロナ禍の終わりが見えた時、真っ先に多くの方の癒しや楽しみに繋がるはずだ!と信じ2020年も活動を続けて参りました。

まだまだ先の見えない状況にあっても笑顔を絶やさない先輩方、こんな時でも海を求めお越しいただく皆様にどれだけ奮起させられ、励まされたことでしょう。本当にありがとうございます。

晩秋の薄い雲と穏やかな波間に浮かぶ桜島。

正確には北岳と南岳からなる活火山の島なのですが、右の南岳から水蒸気をいつもモクモクと出しております。

そろそろ2年ぶりの初冠雪が楽しみです。

少し深度を落とすと漁礁のムチカラマツの群生にこの時期はクロホシイシモチやネンブツダイが群れに。

奥に照明用のライトを添えてクリスマス?っぽく演出です。

そんな喧騒はよそに命の営みも毎日のように繰り返されていきます。

カサゴの生態観察も求愛から交接にいたるまでストーリーが寒くなりつつある海中を灼熱の海へとアツアツにしてくれます。(照)

これだけ、クロホシイシモチに見られているカサゴも恥ずかしいに違いない。

 

結局は私自身は例年通りの海と陸の行き来をするいつもの暮らしをしております。

皆様もお体にお気をつけまた新しい年に海でお会いできること楽しみに致しております。本年も誠にありがとうございます。

鹿児島県鹿児島市下福元町7641

ダイビングショップSB

http://sb-diving.sakura.ne.jp

松田 康司