希望の光を諦めず

希望の光を諦めず

サワディピーマイカップ・・・(タイ語で明けましておめでとうございます・・・)

今日はタイの旧暦のお正月なのですが、今年はお正月ムードを楽しんでいる場合ではありませんね。

例年ですとこの日はソンクラン(水掛け祭り)で国中で互いに水を掛け合ったり朝からお酒を飲んでどんちゃん騒ぎが繰り広げられるのですが、今年は新型コロナウィルスCOVID-19の感染の影響で非常事態宣言のもとヒッソリとしたお正月となっています。

 

今回の件では、タイ政府の対応の早さには驚かされています。

COVID-19の感染者数が増え始めた3月後半には非常事態宣言が発令され、期間は3月26日〜4月30日まで、様々なルールがかなりテキパキと発動されて厳しく施行されており、ほとんどのタイ人が文句も言わずにルールを守っていて、普段のんびりマンペンラーイな国民性なのにこういう状況下における民度の高さに感心させられます。

その結果として、今のところ感染爆発は抑え込めていると言えるでしょう。(4月13日現在、昨日より28人増加で2,579人、1,288人回復、40人死亡)

 

そんな中、私の所属するビッグブルーダイビングは、バンコク店は一時休業中、カオラック店は3月25日にタイ全土の国立公園が封鎖されて以降今シーズンの営業を終了、ちょうどこれからシーズンを迎えようとしていたタオ島店は事態が治れば直ぐに再開できるよう準備をしつつも一時休業中です。

 

先週のことです、6歳の娘に腹痛と発熱の症状が出たのですが、子供にはよくある病気の軽めの症状に過ぎませんでしたし、我々のいたカオラックのあるパンガー県からは感染者はゼロだったのですが、それにもかかわらず、カオラックの町の病院から隣町の大きな病院を紹介されてその日のうちにPCR検査を受けることになり、結果が出るまで病院の個室に隔離されたのでした。

PCR検査の結果はネガティブ、つまり陰性、ただの胃腸炎だったということで、COVID-19のネガティブの証明書をもらって直ぐに退院しました。

その後すぐに娘の胃腸炎も治り、今は家族一緒に元気に過ごしておりますのでご安心を。

ただ今回、実体験としてタイの医療体制の早さと徹底ぶりには驚きました。

 

こんなに徹底してPCR検査を実施しているにもかかわらず、タイの一日の感染者増加数は減少傾向に抑えられています。

このまま爆発を抑え切れること、日常を取り戻し楽しくダイビング出来る日が一日でも早く来ることを祈りつつ、その為にもこれからもきっちりとルールを守っていこうと思います。

日本でも大都市に緊急事態宣言が出され、いろいろな制限があり不自由な日々が続くことでしょうが、日本にいる皆さんもお体ご自愛して頑張って下さい。

そして事態が収束したら、またタイで一緒に潜りましょう!

 

下の写真は今回のCOVID19の影響でシミラン国立公園がクローズする直前にコボンで撮ったものです。

当たり前のように見ていた海中の風景がとても貴重なものであるんだとつくづく感じます。

希望の光を諦めず、今は耐え忍び、この暗闇から抜け出しましょう!

 

明日14日は静岡・平沢より八木さん、和歌山・たなべより李くんがお届けします。

コロナ問題で大変な時ですがお互い頑張りましょうね!