みなさん、こんばんは。

28日ですね・・・先月はバタバタとしすぎてまさかのブログアップをすっ飛ばしてしまいました。

すいませんでした。

って気がついてる方はそんなに多くないかもですが。

さて2020年ももうすぐ終わり、新しい年が始まりますね。

今年は新型コロナウィルスに悩ませられながらスタートし、結果的に今現在も終息するどころかまだまだ先がどうなるのか見えない不安の中ですね。

活動自粛期間があったりと、正直春の段階ではもう今年でお店を維持できなくなるのでは無いかと内心不安しかなかったのが正直なところですが、気がつくとその不安を感じられないくら忙しい日々を過ごさせていただくことができ、今日に至ります。

DiveFamilyYellowをオープンして来年で１０周年。

ここまで来れたのも、今年の不安を吹き飛ばしてくれたのも一重にご利用いただいたお客様、様々なアドバイスを下さった先輩方やガイド仲間、伊東の海を潜らせててくれているサービスや漁協関係者の方々のお陰です。

皆様、誠にありがとうございました。

伊東のガイドを通じて少しでも感動や感激を感じていただく形でお返しができてれば嬉しく思います。

本当はこの時点で来年の明るい計画をどドン！っとお知らせしようと企んでいたのですが、相変わらず計画通りには上手く進まずかっこよく年の締めくくりといきませんのが、らしいといえばらしいですね。。。。

さて、硬い挨拶ばかりでは訪れていただいている皆様も退屈になってしまいますので、海のお話も。

2020年伊東の海は、今までに無いくらいの変化がある1年でした。

春濁りがないのに、長雨で春にごりよりも濁った春。

台風が全く来ずに真夏なのに低水温を維持し続けた夏。

ようやく訪れた台風と共に、例年になく珍しい深場の生物が想像以上の浅い水深で見られた秋。

そして、秋の気配を例年よりも色濃く残したままの現在の冬。

伊東の海とじっと本格的に向き合ってきた約5年。

ここまで「例年と違い」って言葉を使った年はありませんでした。

まあ自然の大きな流れの中ではこの変化もまだまだ小さな事の一つでしかないのだろうとも思いますが、この小さな変化を肌で感じ、経験と共に積み重ねることが今後のガイドにも活かすために重要な事だと改めて感じた年でもありました。

あと、今年最も感じた思いがけないことは「言葉の力」です。

分かりやすく例えると「願えば叶う」って事に近いでしょうか・・・。

例えば、今まで４０m以深でしか見られなかったアイドル「マダラハナダイ」

今年は「きっと３０m代で見られるようになるよ〜」なんて冗談まじりに言葉に出していたら・・・なんと秋初めに３０mで発見！

この調子で今までに見つけた事のない「キシマハナダイも見つかるかもね〜」なんて話していたらその数日後に伊東で自身初の発見！

流石にオス個体とはいきませんでしたが、発見した時の興奮は言葉にできません。

トドメは最近、伊東では未だ発見されたことのなかったハナゴンベも「今年中に見つかるんじゃないかな〜」なんて調子に乗った矢先にこれまた偶然発見！

しかもサイズは小指の爪サイズ。

かなり臆病な個体で撮影はかなり苦戦を強いられますが、こういう条件のものをどういう風に案内して満足に写真を撮ってもらえるかって事をこれからももっと磨いていかなくてはと感じます。

こんな風にラッキーに次ぐラッキーと言いますか、怖くなるくらい言葉にしたことが現実なっていく経験をした年でした。

まあ、そうは行っても「宝くじで一等当たる」と口にしても叶わないもんですが・・・

まもなく新たな年が始まりますね。

2021年は少しでも皆んが安心して暮らせる元の生活が戻ってくることを一番に願い、自身は今まで以上にガイドとして腕を磨き、お越しいただく皆様に楽しんでいただけるように、また何度も足を運びたくなる海になるように邁進したいと思います。

新たな明るき計画をなんとしても実行に移し、今まで以上にお越しいただく皆様に少しでも快適に過ごしてもらえるようにできたらなと思うばかりです。

2020年残り数日と、新しい年が皆様にとって素晴らしい年になりますように。

Dive Family Yellow　ひで