おはおうございます。
28日中にアップするはずが、自宅のネットワークの不具合で全く繋がらず・・・
月を跨いでしまいました。
今まで何度となく見てきた当たり前のシーン。
他所でも同じような光景が当たり前に見られると思っていたのですが、意外にそうでないと言う事実が。
メスのヒラメにオスのヒラメが被さるようにいる光景。
未知識の時は「きっと寒いから重なって暖を取ってるんだ・・・・」なんて想像してみたり。
まあそんな訳ないですね(汗)
もしそうだったら、それはそれで面白いですが。
この重なり合う光景、実は長い産卵までの準備行動。
メスを中心にオスが重なる理由の正確なところまではわかりませんが、メスは朝からほぼ動かず不動。
オスは自分の思うポジションに位置取るんですが、新たなオスがその上に被さってくると移動してまた新たにポジションを撮り直します。
そんなポジション争いを静かに一日行っている感じです。
F1レースなどで言うところのポールポジション争いをおこなっているようです。
産卵スタートの合図はおそらくメス個体が泳ぎ始めるタイミングで、メスを追いかけるようにオスたちも泳ぎ始めます。
最終的には放卵放精で産卵が完結するようです。
するようです・・・と、言うのも実は産卵は日が落ちてから行われるようでこの重なる光景が見られる白根ではその時間帯潜ることができないため、最後までちゃんと確認する事ができません。
それが非常に残念でなりませんが。
この行動が貴重なシーンであると今まで知らずに毎年この時期に見るな〜と思っていましたが、今後は準備の段階だけであってもご案内できるようにしっかりデータも取っていきたいと思います。
ちなみに、日中で見られた場所に次の日行っても同じように滞在はしないようです。
なので、1日で完結される行動のようです。
正確な時期はまだわかりませんが、水温が16〜15度になるあたりでよく見かけますので、冬の1シーンとしてご案内できそうです。
別日に撮った集団。
こんな小さなオス個体も産卵ポジション争いに参加しているようです♪
サイズ的に子供なのかな?と思ってしまいますが、これを子供だと想像するならひょっとして産卵行動が始まるまで、オスがメスに重なるようにポジション取ることによってメスを外敵から守っているのかもしれませんね。
ハナダイ&ソフトコーラル以外にも魅力的なシーンが見られるってことも学んでいかなければなりませんね。
貴重な産卵シーンなどは、「公益財団法人 海洋生物環境研究所」のHPで見られます。
著作権などの問題もありそうなので、HPのリンクだけ添付しておきますね〜
https://www.kaiseiken.or.jp/aquarium/aquarium03.html
DiveFamilyYellow ひで