長いステイホームお疲れ様でした〜
関西、中部の緊急事態宣言がついに解除となりました。
とは言え、お花見などの大勢での会食などは控えつつ、
心に花を咲かせて、粛々と頑張ってまいりましょう!!
世の中の空気も少しずつ和らいできた2月後半、
奇跡の清流、銚子川では河津桜が見頃を迎えております。
日本でも有数の透視度を誇る銚子川の青が、
より一層、桜のピンク色を引き立たせてくれます。
また3月になるとソメイヨシノの撮影が楽しめますので、
海の後は是非リクエストをお待ちしております。
そして、潮が大きく動くこの時期は、
海中のお花、腔腸動物も満開になります。
その満開のイソギンチャクに寄生する生物も映えます。
実はこのアヤトリカクレエビ、
1年前に全てのポイントから突然姿を消していましたが、
つい先日に水深30m付近で発見しました!!
しかも、抱卵している雌も一緒に(涙)
これらの腔腸動物の満開風景は、
潮干狩りの時期、3〜5月ごろの干満差が激しくなる頃がチャンスです。
また、4年前から春先になると、決まって現れるシムラ様こと、
フィコカリスシムランスが、今年も降臨しました!!
紀伊半島の西側では普通種のようですが、
尾鷲周辺では超レアキャラです!!
しかし、このエビも普通種になりつつあるのでは・・・
実はここ2年くらい、物凄い速度で南方系の生物が増えて危惧を抱いています。
それと引き換えに冬季を中心に観察できた、
東側ならではの生物たちが急速に姿を消しています。
例えば、サビハゼ、アナハゼ、マトウダイ、アヤトリカクレエビ、キサンゴカクレエビ、
ネコザメ幼魚、スナイソギンチャク、ムラサキハナギンチャク、そして海藻etc・・・
嘆いていても仕方がないのですが、変化のスピードに付いていけません。(汗)
そして、話は銚子川に戻り、まだ生物の気配が全くない冷たい水底、
春のXデー、いよいよ森の番人たちが目覚めます・・・
最後にこの場をお借りして、告知させて下さい。
旧知の友人であるイラストレーターの田端重彦氏が、
FU-KUさんでイラスト展を3月末まで延長して開催中です。
コロナ渦で大変ですが、お近くにお越しの際はぜひご来店下さいませ。
期間:2021年1月5日(火)~3月31日(水) ※日曜定休
会場:琉球酒房 菜酒家 FU-KU
TEL:044-861-1414