おはようございます。
28日過ぎてしまいましたが、懲りずにアップさせて頂きます。
5月16日を迎え今年も無事に夏季限定ポイント「五島根」がオープンしました。
昨年までは五島根の一推しといえば、メインはレア種「ソウシカエルアンコウ」と言ってきた感がありますが・・・昨年ガイドをしつつ考えが大きく変わってきました。
もちろん、ソウシカエルアコウの存在は大切ですがもっと見てもらいたいのは・・・
「ソフトコーラル」
五島根は北、中、南と3つのブイが打ってあり広大なエリアを分けてガイドすることになります。ただ泳ぐだけなら全エリアも回ることも不可能ではありませんが、サッと見るだけでは勿体無いほど美しいソフトコーラルの群生が見られます。
しかも、各エリアによって咲く種類にも、咲き方も異なるところが最大の見所となります。
上の写真はソウシカエルアンコウの生息地になっている北エリア。
北エリアは人一人がギリギリ通れるクレパス(亀裂)が数本あり、その亀裂内が満開に咲くと写真のような状況になります。
また亀裂によっても大きさが異なるのでまた違った景色が見られるのが魅力です。
根頭にも沢山の大きく育ったウチワやトサカが群生しています。
魚影も濃く、これから夏に向けてソフトコーラルだけでなく、一気にお魚天国になるワイドポイントです。(もちろんマクロも楽しめますよ)
そうそう、今季オープン時にはみられなかったソウシカエルアンコウも無事確認できております。
写真には映ってませんが、お腹もかなり大きなメス個体。
どのタイミングで産卵するか・・・気になりますね。
おそらく産卵を終えるとまた住処を変えたりするので、しばらく留守になるかもしれませんね〜
北から中エリアは驚くほど大きく太く育ったトサカの群生エリア。
人気ポイントの白根に咲くエナガトサカやビロード・ホソエダトゲトサカの倍以上の大きさや太さに育つものが多く見られます。
また残念ながら写真はありませんが、中ブイのある根の側面には一面ピンクに咲き誇るウミトサカの壁は一見の価値ありです。
中エリアは北にも南にも振れる場所なので、潮向きなどに迷ったら中から各エリアを攻めることもあります。
南エリアとセットにする事も多くあります。
最後は南エリア。
現在当店でリクエストNO1のポイント。
一番人気に押し上げた場所は・・・
南エリアの飛び根と呼んでいる場所に群生するこの景色。
通称「お花畑」
約10mから25mまで傾斜する斜面に珍しいサイズと形に育ったナンヨウイボヤギの群生の隙間に色んなトゲトサカやウミトサカが咲いています。
潮の影響かほとんどのそれが同じ高さに揃って育ている事が一層「お花畑」間を強く演出します。
そして、潮の当たりがいい時は南ブイと飛び根の間にキンギョハナダイが集結し乱舞します。
先日ショップツアーで来てくださった方が水中スレートに「YABAI」と一言書いてました。
・・・現在ではそれをいただいてこの場所を「YABAI 」と呼んでいます♪
この場所の裏側には全く違う景色が用意されてますので潮の当たり方でご案内させていただいています。
大当たりの日ならこの場所で3ダイブ行きたいって方も少なくないくらい、現在大人気の場所。
ただこの場所以外にも違った景色があります。
その辺りはまた違う機会にご紹介したいなと思います。
まだオープンしたばかりですが、これから夏に向けてドンドン魚影も濃くなっていきますので益々楽しみしかないポイントです。
ただし、ソフトコーラルは常に満開に咲いている訳ではありません。
潮流の向きや強さ、日照や浮遊物・・・様々な要因で咲く状態が違いますのでどんな状態かは潜ってみないと分からないって事が難点です。
この1年白根や五島根の様々な状況から凡その予想は立てられるようになってきましので、予測の上で潜りたい方はお問い合わせください。
ただし、そのセオリーから外れたタイミングでも満開だったりしますのであくまで予測の範囲です。
五島根は9月15日まで。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
DiveFamilyYellow ひで