こんばんは、鹿児島県より松田がお届けいたします。
6月に入り肌で感じる湿気や蒸し暑さなど季節の移ろいを感じます。
広大なアカヤギの群生エリアでのアオリイカの産卵もピークを迎え大きな根は白い卵で埋め尽くされつつあります。
自然の環境下での産卵はイカシバと呼ばれる人工産卵場に比べ追うことの難しさと楽しさが共存します。
大きな根のどこに、いつ産みに訪れるだろうアオリイカを潮を読み、より真新しい卵の塊を見極め、アカヤギに触れて産卵するためポリプの閉じ具合を参考にしてみたり、アオリイカが訪れる根元にはイカシバでもよく目にするウツボの存在も一つの目安に!
枝のように細くなるアカヤギが写真でも確認していただけるかと思います。
何度も産卵に訪れるアオリイカが触れるためポリプが閉じるのでした。
夕方までそんな観察を続けていると・・・・・・
コロダイの群れが現れます。
この6月の新月2日前から群れを形成し昼間から求愛し、夕刻にはより一層動きも激しく活発になります。
この数日足元に佇むボロカサゴのペアの観察ついでに日の入りまで追いますが決定的瞬間には立ち会えず日の入りと共に根からに姿を消します。
そもそも朝なのかなぁ〜とか泳ぎ方、アプローチがダメとか出来ない、うまくいかないことがとても楽しいのでした。
お腹を膨らませたまま6日が経過したボロカサゴのペア。
幸いなことに10m代にいてくれるため産卵をこの期に!と観察中。
夜中まで毎晩付き合わされているわけですが・・・・・・
今日はとうとう産卵せぬまま離れ離れに!
なんでや〜〜〜まだメスはお腹パンパンのままなのにぃ。
いやここで油断するもんか俺はしつこいんだぞぉ〜〜〜
と一人佇むオスのボロカサゴに目をやると
あなたおちょくってますの?
アオウミウシ頭に乗せて仲良しかい〜〜〜
ダメだ今日も敗北。
鹿児島県鹿児島市下福元町7641
ダイビングショップSB
松田 康司