ヒレネジが面白い

ヒレネジが面白い

こん○○は。
ふらら日和の八木です。

今年は、平沢ビーチにヒレナガネジリンボウがほんと多いんです。今月は毎日のように観察している、ヒレネジの面白さについて書きたいと思います。

面白さその1
背びれをピンと立ててカッコ良く、個人的には好きなのです。
どちらかというと南方種で、伊豆では季節来遊魚的な扱いのハゼでした。
毎年秋の風物詩的なな出現を楽しみにしていたのですが、、川奈ガイド時代にも、冬に出たり、春に出たりすることもありました。しかも毎年だいたい同じ場所に出現するので、、
伊豆に流れ着いて、こちらで繁殖し伊豆版ヒレネジという線も考えられるのではないかと興味を持っています。


面白さその2
個体によって、度胸のいい個体、敏感な個体、があるように感じます。(その日の海のコンディションにも多少左右されますが)
そこで、不思議に思ったのが、、
西伊豆に来て感じたんですが、大きさ(西の方が大きい)や体色の違いもあるように思います。
その(特には体色)違いで度胸の良い子、敏感な子が判別されるような気がして、只今、毎日のように定点観察しているところです。
ようは、度胸が良い方が、ローカル種(伊豆で繁殖を繰り返している個体)なのではないか?という興味。
*あくまでもフィールドチェッカーの見解です。今後も数年かけて観察し、紐づいたら嬉しいな的なロマンのお話として理解いただけたら幸いです。


面白さその3
ほぼ同居してるのは、、コトブキテッポウエビ。
紅白で綺麗なエビですね!
こちらのエビも南方種になるのかな?
だとすると、ローカル種説のヒレネジもこのエビと同居するのか?はたまたローカルエビである、ニシキテッポウエビとかも同居することがあるのだろうか?
同居人のエビにも注目してます。


面白さその4
変わり種説。
写真の背びれが白い個体がほぼ毎年出現。
このタイプの面白いのが、数日後白い線の部分が折れて、ネジリンボウになっていくんです。
これ川奈ガイド時代に数年撮りためたフィルムを学者さんに診て頂いた見解。
「南方でヒレナガネジリンボウとヤシャハゼが交じりあったものが、伊豆に来てさらにネジリンボウと交じった3種の交雑種の可能性も否めない」
と。これもロマンな話ですね〜。

そして極め付けは、今年話題を呼んだ「5家族」笑

ひとつの巣穴に5個体住んでいるんです。
潮が流れて出て来た時は、ほんと感動します。
こんなことがあるんですね〜〜。

まあ、伊豆的見解・推測ではありますが、、ひとつのお魚もこだわって観察していると、いろんな変化や疑問が出て来て、興味わくし、潜ることが楽しくなりますね!

ぜひ奥駿河湾の海で皆様と共感できたらと思います。

奥駿河湾(静浦・平沢)で潜るなら・・・
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で、お待ちしております♪