クジャクケヤリを撮影する前に知っておきたいこと

クジャクケヤリを撮影する前に知っておきたいこと

まいどです~!

本州最南端の町、串本よりマリンステージの谷口です。

 

前回のガイド会ブログでお伝えさせて頂きましたが、2023年2月、串本で採取された海藻に和名が提唱されました。

その名もクジャクケヤリ

今までケヤリと呼んでいた海藻は2種類に分けられたという事になりますというお話です。

 

 

クジャクケヤリ

 

ノーティカムNA スーパーマクロコンバージョンレンズ SMC-2で撮影

 

実はこのクジャクケヤリ、構造色と呼ばれる仕組みになっているそうで、身近なものだとCDの裏側とかシャボン玉とか、光が干渉して見る角度によって色付いて見えるんですって。

そう考えたら、撮影時に黄色く写ったりする事があったのが納得だ。

 

実際に海藻博士が採取に来てくれた時に陸上で見たらただの茶色に見えたなぁ。

 

と言うことはですよー!撮り方やライトの当て方によってはいかようにもなる!という事です。

一度ライトを様々な角度から当てながら観察してみて下さい。

色が全然違って見えますよー。

 

次に、いつが最盛期ですか?とよく聞かれるので当店ブログには書かせて頂きましたが、こちらでも書かせて頂きますね。

 

最盛期は、4月から6月です。

最も多いのはやはり6月なのですが、梅雨前線も気になる時期になります。

クジャクケヤリが生い茂る場所はうねりに弱く、梅雨前線のうねりが入るとそもそも潜水できない。

あと、昨年の観察で分かったのですが、大きなうねりの後はクジャクケヤリが小さくなる。

よってまとめると良いのは4月から5月!ホームランを狙いたい方は6月って感じですかね!

まぁ、僕なら6月にするけど。笑

 

2022年6月撮影 最盛期のクジャクケヤリ

 

しかし昨年は8月まであったので、水温が23度くらいまでであれば意外とシーズンは長いんですよ。

 

そして今年はと言うと。。。

正直、この場所を見つけて3年目になりますが、はっきり言って一番少ない!涙

いや、今から生い茂るはず!と期待して今日はこの辺で失礼します。

 

 

クジャクケヤリの和名を提唱して下さった神戸大学の海藻博士、川井さんと

 

ほんじゃまた。

 

マリンステージ串本店

谷口勝政