こんばんは〜
28日がやって来ましたので伊東からヒデがお送りいたします。
ようやく夏が始まったというのに、今年は酷暑・連続しおかしなコースの台風、例年になく高い水面温度など色々な影響が出ているように感じられる伊東の海。
決して海が悪いという意味ではないですよ〜
自慢の魚影やソフトコーラルは今まで以上に元気一杯です。
が、この夏最も悩ましいのは「夏のエース不在」
伊東の夏のエース「ソウシカエルアンコウ」
伊東を潜るようになって8年。
今まで短期的にソウシカエルアンコウが数日いなくなることはありましたが、丸一月見れないのは初めてのことです。いままで行けば 80%ほどの確率で見ることができた生物だっただけに(おそらく世界広しといえどおそらく伊東だけではないかと思います)、その明確な原因もわからない状況なのが非常に辛いです。
私よりも長く伊東の海を潜る方々に聞いて見ても誰も明確な答えにたどり着けず、この先どうなってしまうのかと心配。今年だけの事であればいいのですが・・・
失って初めてきづくではないですが、当たり前が当たり前でなくなるとその存在の大きさを思い知らされます。
そしてソウシカエル不在で五島根(5月16日〜9月15日までの期間限定ポイント)の人気が一気に低下している中で、ここ数日五島根を賑わせている生物がいます。
昨年白根の40m付近で立派なオス個体を発見し半年ほど楽しませてくれていたのもいつしかいなくなり、もうしばらく会えないと思っていたハナダイ。
以前は水深の関係でどなたでもご覧いただけると言った場所ではありませんでしたが、今回五島根南で発見した個体はなんと27m!
しかもちゃんと住処を確保した個体です。
写真は自分で撮ったものをご紹介したかったのですが、この時期Myカメラを持って潜る機会も少なく困っておりましたが、お客様が素晴らしい写真を撮ってくれたのでここでご紹介させていただきます。
じっくり時間を取れる水深なので、余裕を持って撮影できるのでかなりの距離まで寄れる個体です。
コンデジもしっかり撮ってもらえるますよ♪
ただ残念なのは・・・このポイント期間限定のポイントで9月15日にはクローズし、次に潜れるのは11月11日。
その日を超えると来年の5月16日まで潜ることのできないポイントです。
ですので、チャンスは後半月ほど。
全国のハナダイ好き様、この機会に伊東の海に潜って見てはいかがでしょうか?
もちろんいままでハナダイ撮ったことないって方にも撮影のアドバイスまでしっかりさせていただきますね。
来月9月は伊東の夏季トップシーズン。
20m代でサクラダイのオスが絨毯のように広がり、夏季では最も透明度が上がるチャンスのある時期です。
ワイドにマクロに誘惑いっぱいの海を是非ご案内させていただければ嬉しいです。
秋の伊東の海を皆様にご覧いただけるのを楽しみにしております♪
Dive Family Yellow 川坂秀和
※写真提供 須藤哲平様