今回ご紹介するのは生きた化石とも呼ばれる「キタクダヒゲガニ」です。
このカニですがカニと言うよりは異尾類に近いらしくヤドカリよりの生き物です。
そもそも僕が発見したのは2004年の宮城の海でした。
しかし、その偶然以来再開の機会は訪れませんでした。
調べる過程の中でおそらくこいつだろう的な当たりはついていたもののなんせ一度だけだったので確信はありませんでした。
漠然と探す中で似たような種にも出会えましたが脱皮殻だけでした。
月日も過ぎて記憶からキタクダヒゲガニが遠のく中で北海道にホームを移し間も無くのいこと!
なんとあっさり出会うことができました。
しかし、出会えるのはほんの数週間でしかも脱皮のため砂地の表面に顔を出す時とかなり限定的。
今年も無事出会うことが出来ましたが徐々に数は減ってる印象があります。
そういえばこのキタクダヒゲガニを調べると甲羅の化石がカムチャツカ西海で発見されたそうです。
その年代は後期中新世?に当たるらしくよく分からないので調べてみると軽く約500万年前以上前のものらしい。
この「生きた化石」は数を減らすながらも今でもこの海で暮らしています。
あと今年はアイナメはハッチの当たり年???
毎日観察できていますがもう卵がなくなってきたらおしまいです!