「地球は壊れてる」・・・動物写真家の福田幸広さんがSNSで呟いてた・・・。
動物の写真を撮りたくて写真家になった福田さんは、色んな動物達を沢山の場所で撮影してきたけど、「昔より良くなった撮影地は一つもない」と
嘆いていた・・・。
きっと、どんどん悪くなっていく動物達の住む撮影地の変化に戸惑いながら心を痛めてきたのだろう・・・。
写真は、根に付いてる白化現象化のサンゴたちです。白くなったサンゴ、パステルカラーのサンゴ、元気なサンゴの姿が見えます。
この中で、幾つのサンゴが生きながらえるか・・・? あと数週間で答えは出るでしょう・・・。
何もない真っ茶色の根にならない事を祈るばかりです・・・。
1998年の大規模なホットスポットの発生で高水温に晒され大規模なサンゴの白化現象を皮切りに、近年、5年に一度や2~3年に一度のペースで
白化現象が起こるようになった・・・。
「大丈夫、サンゴは再生する」・・・おそらく、そうなんだろうと思う・・・。
だだ、近年の高水温のペースに再生のペースが追い付かなくなってきている・・・。
「地球規模で見たら、今の現象は、何億年部分の100年の、ほんの些細な事で、地球は、そういうサイクルを繰り返してきている」・・・。
確かにそうなのかもしれない・・・でも、このサイクルの中に人は人類は、動物達は生き延びられるのだろうか・・・。
「地球は壊れかけてる・・・」、それぞれの分野の人達が見たこと感じたこと、諦めずに、せめて発信し続け警笛を鳴らし続ける事が大事な事だと想う。
白化したハナヤサイサンゴに住むセダカギンポの幼魚・・・。
このサンゴが朽ち果てると、この子の住まいはなくなり、近隣に引っ越す訳だが、近くのサンゴも似たような状況なので、どうなる事やら・・・。
白化したミノイソギンチャク(通称・悪魔の実)とイソギンチャクエビです。
イソギンチャクは縮んだりする事もあるが、白化現象に比較的強くて、そのほとんどが再生する。
このミノイソギンチャクも2017年に白化して本来の緑茶色から、こんな鮮やかな色彩に白化したが、その後戻り、また今年、白化した・・・。
おそらく再生するだろうっと思っていても、ミノイソギンチャク自身は、きっと苦しいのだろうな・・・と想像すると
「ハ~ハ~・・・」と息苦しさが聞こえてきそうで心が痛む・・・。
白化したイソギンチャクに隠れながら、アカホシカニダマシの幼体が居た。ハサミ脚の上にある顎脚の先にある羽状の毛のようなものを扇を広げる様に
振り回してプラクトンなどを採取し捕食してた・・・。左の個体は、扇を広げてる最中、右の個体は扇で採取したものを捕食してるところ。
白化せずにいるイソギンチャクと3本ラインのハマクマノミの幼魚・・・。
白化したトサカウネタケの根でクリーニングされるマンタ達・・・。
茶色のトサカウネタケが白化してレモン色になり、その反射を受け、マンタのお腹もレモン色に染まる・・・。
今しか見れない自然を記憶しよう・・・。そして伝えていこう・・・。