慶良間諸島・渡嘉敷島より番です。
今月の初旬に本部フィールダイブの宮原くんと
久米島研修に行った時に話題にしたらウケが良かった?ので
推しなオモロー生物のご紹介
一つ目は
セソコヒメウミシダ Dorometra sesokonis Obuchi,Kogo & Fujita,2009
15年前にウミシダの新種として紹介されています。
何が面白いかと言いますと
このセソコヒメウミシダは子守をします!!
大きさは腕長が3センチほどの小さなウミシダで
外部保育性・同時的雌雄同体という独特な繁殖方法をしています。
沖縄海域のガイド陣は見たことある!ってなってないかな?
腕の部分をアップにしてみましょう
説明すると長くなるので分かりやすく言うと
オレンジ色のが卵になります。
上の画像は卵が出始めでしばらくすると
腕にいっぱい出てきます。
生まれたウミシダは親ウミシダとしばらく一緒に過ごします。
二つ目は
今月初旬に観察場所が固定できました
シシマイギンポ
実際は写真のイメージよりかなり小さく
マッチ棒のくらいのサイズです。
そして生息域はかなり浅いです。
撮影するにはそれなりの準備が必要です。
コケギンポ等の目の上あるフサフサの皮弁が
目の下から口の間に髭のようにあります。
(国内生息地域は小笠原・屋久島・沖縄本島・久米島・慶良間海域など)
三つ目は
冬生物のレギュラー
アンコウウバウオと卵
大きさは3~4センチ、転石下に生息。
産卵場所も転石の裏側で水温25℃を下回ると産卵シーズンになります。
ウバウオの仲間ですからお腹に吸盤があってツルツルした岩に張り付きます。
健気に卵を守っている(雄)ように見えますが、
複数の雌に同じ場所に時をずらして産卵させています(^^ゞ
分類は同じでもその中で面白い特徴・生態のある生物の紹介でした。
海の生物本当に色々いますね。リクエストお待ちしております(^^)/
それでは少し早いですが、メリークリスマス!
良いお年をおすごしください!
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