昔のままの葉山と今の葉山 冬Version 

昔のままの葉山と今の葉山 冬Version 

こんにちは。

葉山のダイビングショップNANA・佐藤輝です。

寒波が到来して今週は寒い日が続いています。

水温も14度台後半から15度前半。

ここ数年は冬の水温が15度くらいなので、今が一番水温が下がったかのように思えるのですが、10年前は12度から13度まで水温が下がっていたので、今年もその頃に比べると2度高い状態になっています。

もう何年も冬になるとこういった内容のことを書いているので、もう2度高いとかではなくて、これがノーマルになったと言って良いと思います。

海の中の景観、生き物も完全に様変わりしました。

 

10年前のこの季節は海藻が生い茂っていた海でした。

だんだんと海藻が減りながらも昨年まではギリギリ昔の面影を思わせる海だったのですが、

今年は一気に変わってしまったように思えてなりません。。

なんというか、、

もう耐えられなくなってしまった。。

そんな感じが個人的にはしています。

浅場はこんな感じ。

ウニだらけです。。

ボートポイントの深い場所も海藻はありません。。

もちろん、これから復活してきてくれるかもしれません。

でもちょっと厳しいのかなって思います。

代わりに浅場を中心にどんどん珊瑚ができてきています。

今、葉山でもいろいろな保全活動が行われているのですが、保全活動の内容も変える時がきてるのではないかなと思います。

海藻が無くなったり、水温が上がったり、いろいろなことから葉山に暮らす生き物もガラッと変わりました。

今の季節も季節来遊魚が生き残り、アヤニシキが胞子を放ち、不気味な数の海藻を食べてしまうアイゴやメジナが群れ、なんとも言えない状況になっています。

今の葉山は僕的にはまさかのシムランスというエビまで観察できてしまっています。

もう南の海にまっしぐら!

なのですが、、

冬の葉山の風物詩の1つ、ウミウシや岩を覆う小さな生えものは健在です。

このマクロの世界は昔の葉山のままと言っても問題ないです。

生えものとアオウミウシ。

生えものとヒロウミウシ。

昨年まで僕は、今はなんとか葉山は昔の葉山を残せている、昔の海であろうと海が頑張っていると言っていたのですが、状況は変わってきていると思います。

例えば探すことを諦めるわけではないけれど、、

潜っていてダンゴウオが出てくる雰囲気が全く感じられないんです。。

これからは、どちらかというと昔の葉山に囚われることなく、新しい葉山をスタッフみんなで発見していく!

そんな目線も大切に潜っていきたいと思います。

なんだか少し書き始めたら、想うことがいっぱいあって長い文章になってしまい、

まとまりがなくすいません。

今年も葉山の海と共に頑張っていきますので、宜しくお願いします。

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ダイビングショップNANA
佐藤 輝
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