石垣島で産卵行動を

石垣島で産卵行動を

ごっちゃんです。

今年は水温が低めかと思っていましたが、6月に入ってからグングンと上昇し、
今では水温29℃! 水面付近では30℃を超えることもあります。
台風は心配ですが、来なければ来ないでサンゴへの影響もあるので複雑ですね…。

さて、今月のブログは石垣島での魚たちの産卵行動についてです!

石垣島では、日中に産卵行動が見られる魚もいますが、
サンセットタイムにおける産卵行動の観察はあまり行われていません。

ということで、今回は実際に観察できた産卵シーンをご紹介します!

 

まずは「ナメラヤッコ」。
個体数が多いため、特定のポイントに限らず、さまざまな場所で観察可能です。
オスがメスのお腹をナズリング(=お腹をつつく行動)した後に、放精・放卵が行われていました。
写真ではゆっくりしているように見えますが、実際は本当に一瞬の出来事。
「えっ?今なにかした?」と思うくらい一瞬です!

続いては「キンギョハナダイ」。
オスが活発に動き回り、最後にメスを抱きかかえるようにして静止し、放精・放卵を行います。
この「静止して行う」というのがポイント。
ですが、そこに至るまでずっと動き回っているので、タイミングを捉えるのがとても難しいんです!
「こっちかな?」と思った瞬間、急に放精放卵が始まるので目が離せません!

そして最後は、サンセットの産卵行動の代名詞ともいえる「ニシキテグリ」。
パラオでは毎日のように見られた産卵行動ですが、石垣島では少し様子が違います。

今回観察できたポイントでは、広範囲に個体が生息していましたが、産卵場所は決まっているようです。
さらに面白いことも観察できました!

なんと、決まった寝床があるんです。
日が暮れて寝る時間になると、個体たちは必ず同じ場所へ戻ってきて、みんなで一緒に寝るんです!
まさかの「帰る場所がある」発見に、一人でテンション上がっちゃいました(笑)

と石垣島の繁殖行動をお届けしました!!

先月分のブログUPできなかったのですが、UPしたのでこちらもご覧ください。