こん⚪︎⚪︎は〜
ふらら日和の八木です。
久々の投稿すみません!
今年の5月から、TaraJambio +広島大学のブルーオーシャンプロジェクトに参加させて頂いています。
下田、長崎、高知、香川、佐渡島、忍路と続き、来週の女川でラストと全国の藻場の調査に同行しています。
おもには、ブルーカーボンなので、採水、採泥や各地の海藻の調査、実験なのですが、中でちょっと興味があるのが、
タイトルの「植食魚」です。
今現在の海の磯焼けの主な原因が魚の食害とされています。
そこで、各地でどんな魚がどれだけ海藻を食べているのか?という調査もしています。
植食性魚類 4 種(アイゴ・ブダイ・イスズミ・ニザダイ)とされていますが、川奈や奥駿河湾(平沢・静浦)の海を見ているともっといるようにも思います。
今月はそこを少し紐解いていこうと思います。

平沢でのニザダイの捕食シーン。
代表4種に入っているだけあって豪快に海藻を食べまくっています。

植食魚の定義について専門家に聞いてみましたが、、まだまだ調査段階で明確な回答は得られませんでしたが、、
肉食でもある、オオモンハタも海藻を食べているんですよね。
これは沿岸のフィールドチェッカー(現地ガイド)として貴重な情報ではないかと思いここに記録しておきます。

チヌことクロダイ。
こちらも釣り人からは海藻を餌に釣れると評判の魚。
なので、磯場のクロダイは食としては好まれていませんね。(美味しくない)

ややこしいのはこういうシーン。
平沢で最近ちょくちょく目にするのですが、チョウチョウウオが海藻をツンツンと突いているんです。
一見、海藻を食べているようにも見えますが、、海藻につく微生物を食べているのではという見解になっています。

そして今回最も面白いし、興味深かったのがこちら。
ウミウチワという浅瀬に多く生息する海藻ですが、いっときは硬くて不味そうで、魚も全く興味を示さなかった種ですが、
磯焼けに伴い、食べる海藻が減ったので、たくさんあるこちらを食べてみたら、「意外といけるじゃん!」と思ったかは定かではありませんが、、魚の歯形がついたのが多くみられるようになります。
この写真は、それを知り平沢で見ていたら、こんなのが多くありました。
歯形から、ブダイですかね??
海藻を養殖するのはそんなに難しくはないようですが、、その成長よりも食害の方が早く増やしても食べられてしまう、、なんだか矛盾した海中のサイクルになっています。
僕ら一、フィールドチャッカーとしては、こういう現状や様子のデータを撮っていくのがいつか何かの役に立つのではないかと、今回のプロジェクトに参加させていただき、感じています。
ほんと良い機会にお声がけ頂き感謝です。
そんなシーンお一緒に観察してくれるダイバー募集中です。笑
ぜひそんな目でも奥駿河湾の海を潜りにいらしてくださいね〜!!
奥駿河湾(静浦・平沢)を潜るなら・・・
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