台風一過

台風一過

こん○○は
7日は三保真崎から鉄 多加志が海中情報を中心にお伝えいたします

一昨日、台風が静岡を通過する最中、東海大学海洋学部の実習が行われていた南伊豆の子浦から戻りました
上陸したので、てっきり風(かぜ)台風だと思い込んでいましたが、ところがドッコイ!(秋雨かな)前線に向かって進んだため、相乗効果でトンデモない降雨量になりました
公共交通機関は止まるは、道路は次々に通行止めになるわで、高圧洗浄機の中を走り抜けるような天城越えの帰路の運転は緊張の連続でした
何とか伊豆半島を抜け出し、清水を目前にした由比でマサカの大渋滞!国一バイパスが通行止めとなり目的の時間には到着できない事態となりました

昨日も今日も、海況は穏やかですが、コーヒー牛乳のような海面を見ると、とても潜る気が起きません
30年前ならば、誰も潜らないコンディションでも潜ることに優越感がありましたが、還暦を目前にしてその気力は随分と昔に失われてのだと実感しました

さて、1カット目のシマアジの群れは、7月の後半から砂地の斜面に15cmほどの大きさで現れ、今は倍近い大きさになりました

同じ水深帯には、クロダイやヘダイ、クロサギなどが多く見られます

やはり似たような水深帯では、アオハタやカンモンハタ・キジハタの幼魚が観察できます

少し水深を下げるとウロカリデラ・アントンブルニイがウツボやマダコのクリーニングをしています

周辺を見ると30個体ほどの同種がいました
別の場所でも、密集している箇所がありましたので、今年は海中生物御用達のエステティシャンが多く雇用されたようです

沖堤では、相変わらずツキチョウチョウウオが数荷所で見られます

ここまで小さなサツキハゼを見たのは初めてです

南伊豆での実習でも観察しましたが、三保真崎では初めての観察となるセダカスズメダイです

こちらも初見のオキナワベニハゼです

安全停止中は、ソラスズメダイのベルト地帯でのんびりしてからエキジットする何とも贅沢で快適なダイビングタイムが堪能できます

台風が過ぎ去って、全く蝉の声が聞けなくなってしまい、一抹の寂しさを感じていますが、それを払拭するかのような海の中の賑わいは暫く続きそうです

先月、バタバタのスケジュールでブログをアップできなかった罪滅ぼしに、いつもより多めの情報を伝えさせていただきました