こん⚪︎⚪︎は〜。
ふらら日和の八木です。
今月は、9月から今年度オープンの平沢のボートポイント「淡島」の名物オオミナベトサカの花が咲く、咲かないについて考えてみました。
満開のオオミナベトサカエリア
このシーンを見た人はもちろん、見たくて、求めて皆さん奥駿河湾へ来てくださる。
水深30mと少し深いですが、辺り一面こんな景観があったら、そりゃ感動間違いなし!!
ところが、期待しながら潜って、、咲いてないと・・・

こんなんなんです・・・
同じものとは思えないほどの変わり様。
辺り一面これを想像してみてください。笑
見ようによっては、撮りようによっては、ある種のアートに表現はできるかもしれませんが、、
一枚目を期待している人からしたら、残念な気持ちになることでしょう。
そこで、今月のお題。

オオミナベトサカが咲いてるタイミングを検証していこうと思います。
今の時点での咲いている時の傾向としては
*暗い日
*ほんのり流れている日
*水温がずっと一定な時
が大きく分けてヒントにしています。
この種はあまり文献もないので、アクアリストさんの話を元に、実際フィールドチャックしていて考察しているのですが、
「暗い日」「ほんのり流れている日」の二つのワードから、隠日性ではないかと思っています。
簡単にいうと、深場や岩陰に多いこと。南方サンゴに多い好日性のように光に依存せず、自分でプランクトンや他の生物を捕食するもの。
流れに乗ってくる微生物を体を大きくして食べるため、咲いた状態になる。
朝一便が良いのもこれでしょうね。
これは良しとして、じゃ暗い日は?
奥駿河湾の傾向として、夜にめちゃくちゃ潮流ができます。
「暗くなる=餌がくる」
と、生物の本能的に感じているのではないかと考えています。
そもそも、山からの濁った水が流れ込むことが多く、透視度の良くない奥駿河湾の海域ならでは、
水面をその鼻ごりで光シャットアウトするので、海中が暗くなります。
雨の日や曇りの日も同様。
そんなことで、日中でも暗いから餌が来ると錯覚し咲いてるのではないかと思っています。
最後の「水温がずっと一定な時」は、敏感なのでしょうか?そんな健康です。
逆にいうと、水温変化の少ない冬場(1〜3月)は高確率で咲いていることが多いので裏付けられるのではないでしょうか。
というわけで、まとめると
天気の悪い日、潮流れる日、冬場がオオミナベトサカは咲いて確率UPということです。
常連のお客様は「やばい、晴れちゃった」「天気予報悪かったのでここで来まいした」
など、通常のレジャーダイバーさんからしたら、何言ってんの!??的な感覚の人がいらっしゃいます笑
そんな感じで、海をまたひとつ先まで掘り下げて見ていくと面白いですよ!
奥駿河湾の海で潜るなら・・・
DivingShopふらら日和




