まいどです~!
本州最南端の町、串本よりマリンステージの谷口です
みなさんが思うクマドリカエルアンコウってどんな色をしていますか?
僕はこの紅白の色を想像します

3センチくらいの子
ちなみにクマドリとは、体の模様が歌舞伎の「隈取(くまどり)」に似ているため「クマドリ」と名付けられたそうです

1センチくらいの子

7センチくらいの子

6センチくらいの子
白い部分が黄色い子もいます
2週間ほどの滞在中に白から黄色に変わっていく様子を観察できた個体もいました
なので、白と黄色は変化できるようです
さて、見た目が随分変わって、この色もクマドリカエルアンコウなんですって!
どこに隈取があるの?って思いますよね
ちなみに写真の子は隈取がありませんが、この黒バージョンでも隈取がある子はいます

そして今串本を騒つかせているのがこちらの子

もう、分からないですよね?
ベニカエルアンコウって言う方もいます
それって、色で判断していますよね?
でも、色では判断できないのです
ベニカエルアンコウだって、白やピンクもいますから
ちなみに慣れたら分かると思いますが、クマドリとベニって、もう全然形が違います
ドラえもんとサザエさんくらい違います
みんな一番に疑うのがイロカエルアンコウです
最初から2択です
僕もすごく悩みました
でも、個人的にはこの子はクマドリカエルアンコウです

動画の方が伝わると思うのですが、クマドリカエルアンコウ独特の動きをしております
え?それだけ?って。笑

見た目の判断基準
①背鰭第2棘が根本から先端に向かって太くなる
上の写真のびよーんて伸びてる角みたいなのです
これが先端に向かって太くなっています
※太くならなければイロカエルアンコウ
②胸鰭の軟条数が通常10本
手のひらの様に踏ん張ってる指の数だと思って下さい
※ちなみにイロカエルアンコウは同じ数
③成長してくると体にいぼ状の突起が発達します
3枚目の写真を見て頂ければ分かるかと思います
図鑑的には以上です
色については触れていません
その他は各ガイドのうんちくです
背鰭や臀鰭が縁取られるような色合い
動き方がふにゃふにゃしてる
尾鰭がでかい
父って書いてる様な模様の子もいる
僕だけでこれだけあるのですから、みんなの意見を聞けばきっといろんなの出てくるのだろうなぁ
それにしても2025年は串本にとって一言で言えば復活の年でした
7年ぶりに黒潮が戻って来たもんねー
透明度も魚も激変しました!
10年ぶりに観察するような魚もゴロゴロ出ました
こりゃ来年以降も期待大です
ほんじゃまた
2026年もよろしくお願いします
マリンステージ串本店 谷口勝政




