皆さん、こんにちは。
平成最後のブラックウォーターダイブも終わり、ほっと一息の久米島からです。
今年のブラックウォーターダイブも数々の未知なる出逢いがありましたが、
出物の数が、例年に比べて少なかったように思われます。
トピックスもあるし、新しい出逢いもあるし、トピックス感はなくなったものの、
まだまだアイドル感満載の出物達のオンパレードなのですが、個体数の数が、
いつもの出物の数より少ないのです・・・。
プロデュースして頂いてる写真家峯水さんにも確認したところ、久米島だけではなく、
沖縄本島でもパラオでもそうみたいです・・・原因は不明なのですが・・・。
孵化して成長した稚仔魚達ですから、慣れるという事はもちろんありませんし、
今年だけの、たまたまなのかもしれませんが、これからも定点観察を続けて経過を見ていかなければなりませんね。
さて、イベントとしてライトトラップを使用したブラックウォーターダイブを開催し数年になりますが、
ライトトラップダイビングも色んなエリアで行われるようになり、同業者から多くの質問やアドバイスを求められる様になりました。
そして、嬉しい事にもっと開催して欲しいというゲストからの要望も増えました。
リクエストを頂ける事はガイド冥利に尽きますし、色んなエリアで催される事は、そのエリアの特性が出たりして大変興味深いですし、
僕自身も、もっと回数を増やし未知なる生物達と出逢いたいとは思います。
・・・でも、忘れてはならないのは、ある生物種に対する捕食圧の事です。
ライトを照らし、そこに集まる様々な生物達の中には、当然狩りをする魚種もいます。
ハタやアジの仲間やフエダイの仲間などの肉食の魚達です。
人工的にライトで照らされたステージを、同じポイントで日々作ってしまえば、集まって来るハンター達は
狩場のうま味を覚え、日常的に、そこで狩りをし、本来そのエリアに着床し成長するはずだった稚仔魚達を喰らい続けるのです。
そんな生態系を崩してしまうような可能性のある事は断じて出来ませんし、それこそガイドダイバーとして本末転倒です。
だから、何時でも何処でも開催する様な事はせず、イベント的に条件の良い日に日程を決め、捕食達に覚えられない様に場所も日々変え、
出来るだけ捕食圧が少ない様に心掛けるのです。
いまでは、色んなエリアで開催しているライトトラップダイビングですが、開催するガイドも、その事を充分に踏まえ、
ゲストを案内して欲しいと切に願います・・・。
さて、一枚目と二枚目の写真は、クロボウズギス科の仔魚です。
初めて出逢いで驚きと大興奮でした。
ハタタテハゼの着床する前、まだ体色がほとんど付いてない稚魚です。
ベニクラゲモドキ、植物か変な宇宙船みたいですね。
セミホウボウのケファラカンサス期の稚魚です。
浮遊している時に外敵に食べられない様に、頭部や両側頭部、鰓近辺に刺々しい棘を持ち、
食べられそうになるとそれらの棘を開くのです。
ほら、これを食べると想像しただけで痛そうでしょ・・・(^_^;)
実は、この状態になってもらうには、あるコツがあります・・・、詳細はそっと教えます・・・(^_^;)
スミレナガハナダイの雄同士の喧嘩です!昼の海も、まだまだ熱いです!!!
ニューポイント・マンタステーションが出来て、一年中マンタが見れる様になった久米島ですが、実は、久米島、今がマンタシーズンです!!
久米島の冬の海の風物詩、(仮称・エスティバン命名(^_^;))ガイコツパンダホヤも良い感じに揃ってきました。
では、久米島の海で!!