Aloha, 10日担当、ハワイの樫山です。

明けましておめでとうございます。2019年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回も年末年始に多くの方に潜っていただけました。

年末年始によく観察できたオヤビッチャ属のハワイ固有種「ハワイアンサージャント」です。
基本的に年中産卵をしていますが、1月から、より活動が活発化して、いろんなポイントで産卵活動中の様子を観察できました。
大忙しのオスの役割はたくさんあって、メスを誘い込み卵を産んでもらっている最中にも、その周りの産卵場所を掃除したり、チョウチョウウオなどの外敵から卵を守ったり、メスに産んでもらった卵に精子をかけたり、メスが移動しようとしたら囲うように動いてまだ卵を産んでもらうように促したり。
休む暇なく泳ぎ回っているのを見ると、まだまだ自分も行かなあかんなと思い、海に陸にPC前にと、仕事に熱が入りました。

少し時期はズレていますが、ハワイ固有種の「ハワイアン・ホワイトスポッテッド・トビー」の幼魚がガンガゼの棘の間に隠れているのも見つけました。ゆっくり近づいて見ていると、様子を伺うように向こうからも近づいてきてくれます。やっぱり幼魚は可愛いですね。

また、小さな群れではあるもののバラクーダも年末の少し前から現れました。

これから学生卒業旅行シーズンなので、さらに賑やかになりそうで、楽しみにです。