ぎょらん下さい

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こんちくわ!

 

富戸の海から17日はClover木部がお届けいたします

先日、五歳の娘に【アマゾン川ごっこ】という謎の遊びに付き合わされ

ワニの役を任されたのが気にくわなかったので

【大蛇】やるねと言ったら、

 

「ダイジャ~って?潜る人?」

 

うん100点!うみんちゅDNA!

 

 

さて今回は2月といえばのオビアナハゼをご紹介

まずオビアナハゼってこんな奴です

 

アナハゼといってもハゼの仲間ではありません。

カサゴ目カジカ科に分類されます

 

お腹が大きく三角形の突起状の卵管が飛び出していますね

そしてザラカイメンをのぞき込んで産卵に適した場所を探している所。

そんな個体を見つけて追っていれば産卵シーンに出くわします

この写真はエビを捕食した直後らしく口からひげが伸びています!

産卵直前にも捕食する活力、、恐るべしです!

 

 

産卵直後の卵です

直径1㎜位はあるので肉眼でも1粒づつはっきり見えます

 

通常カイメンの奥の方に産み付けますが

この時は慌てていたのかかなり入り口付近にランダムに産み付けられていて

 

 

翌日に確認に行った時には

 

 

殆どが捕食されてしまっており、

最奥部の数十粒を残すのみとなりました

 

 

産卵の瞬間は

口を大きく開け、体をブルブル震えさせ

それはそれは中々の表情を見せてくれますが

 

この時はあっさりと【安産】!僕にとっては残念!

無表情でカイメンの細い穴に卵管を突っ込んでいるのが見えます!!

 

イナバウアー(懐かしい)のように体を反りかえすシーンを撮ってやろうと意気込んだのに、、、

 

 

産卵を終えスポっと抜いた瞬間です

黄色い卵が1粒見えますね、

オスは居ませんが見ごたえある瞬間です!

 

 

孵化までに3週間前後かかるので

同時に何カ所にも産んでいて

産みたて~孵化まで様々な段階の卵を観察できます

 

コツさえわかれば自分でも探せますのでザラカイメンのぞき込んでみて下さい!

小指がスポッとハマる位の穴のサイズの所がよろしです

 

 

 

産卵から9日目の卵

 

 

 

産卵から18日目

 

もうハッチアウト寸前です

今回、18日かけて追ってきたこの卵は

数日内にハッチアウトするでしょう

 

 

 

しかし、、、、

最後まで見届けられない、、、

これを書いているのが2/13日深夜、、

 

明日から

会長の居る久米島へ。。。。

後ろ髪ひかれますが、、行ってまいります。。

 

記事がUPされる17日にはきっと琉美の海で素敵なシーンに遭遇しているはず!

 

 

久米島でザトウクジラに魅了されたのが2012年2月、、、

あれから毎年通い続けて今年で8年目!!

 

という事で今年もザトウクジラ達に逢いにいってきます!!

 

 

photo : Itaru Takaku

 

 

 

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