鹿児島県本土の海から松田がお送りします。
今年は暖冬だ!暖冬だ!とダイビングの準備を海辺でしていると散歩中の人や釣り人からよく聞かされるものです。
確かにその変化は海にもあるように思います。
水温が例年より高かったり、海藻があるエリアだけ発生せずいつもないエリアに増えたり。
その変化や異変を敏感に捉え感じることは重要だとも思いますが、僕はどこか「自然」というものは多少の歪みはどこかで辻褄合わせの様にプラスマイナスゼロにしているように思うのです。
だからドッシリ腰を据えその変化を読み解きベストな時期にベストな海を紹介できるように・・・・・・したいのです。
錦江湾内も海藻の発生にばらつきが見られましたが冬季限定の海藻ワールドは例年通りの環境をご案内中です。
まだまだ水面の海藻の密度は少ないですが(ピークは2月下旬予想)海底に繁茂する海藻が海底を離れ水面へ浮き移動する様もこの海藻が分布域を広くするため水面を流され何処へか流れ着く為の手段だと考えると興味深いものになります。
水面へ浮き始め海底を離れようとするシオミドロやショウジョウケノリ。
いつもこの海藻を見て「オランウータン」だなぁ〜と・・・・・・
海藻も頑なに海底に根を張り成長し続ける種と海底を離れる種と別れ「なぜ」だろうといつも考えさせられます。
また、2月15日に発生したマッコウクジラのストランディングについてですが、鹿児島県本土は比較的発生することが多い地域であることを知って頂きたいです。
なぜある一定のエリアで繰り返されるのか。
個人的に集めてきたデータは役に立たないかもしれませんが、こらからも一人の海を観察するものとして向き合いたいと思います。
海で元気な姿の彼らと会えることを楽しみに。
鹿児島県鹿児島市下福元町7641
ダイビングショップSB
松田 康司