皆さんこんにちは。
毎月27日担当の熊本ダイビングサービスよかよかの中野が、
天草の海の話をお届けします。
3月末になり、今年も桜の季節となりました。
ヤマザクラは満開ですが、ソメイヨシノは3月末や4月頭ぐらいが見頃になりそうな感じです。
天草の楽しみの1つが、四季折々に移り変わっていく陸の草木や花々だと思っています。
初夏のハマボウ、その後のサルスベリ。
桜が終わってからもこれからの季節が楽しみですね。
今の天草では珍しいセトミノカサゴをしばらく観察出来ています。
サイズも10cmぐらいで観察しやすいので、もうしばらく見れると良いなと思っています。
また、先日は大変珍しい「シロアマダイ」という、
幻の魚とまで言われている魚にも天草の海で出会うことが出来ました。
どのぐらい珍しいのかと言うと、水中写真では画像が1件もヒットしませんでした。
魚類検索データベースで見てみて、わずか1例だけ同じくガイド会の大先輩のお店「アイアン」の鉄さんが2006年に撮影された写真があるぐらいです。
2006年というと13年前。凄いですね~!
大変貴重な出会いでしたが、幸いにもしばらくゆっくり観察することができたので、
じっくりシロアマダイの行動を見守ることが出来ました。
一方でこちらは真っ赤なトゲワレカラです。
この時期ある程度どこでもあちこちで見ることが出来る普通種の生物ですが、
ワレカラのお母さんは子育てをするというユニークな生態をしています。
お母さんの体から少し離れて餌を探している子供たちですが、
危険が迫ると赤ちゃんワレカラたちはお母さんの体に避難します。
面白いですよね~
これからも天草の海でのいろんな出会いを楽しみにしていきたいと思います。