こんばんは!
奄美大島より、ダイビングショップネバーランドのふるたです。
今年の奄美の梅雨は、良く降るなぁ・・・
という印象で、6月に入ってから、雨が続いておりました。
サンゴの産卵を毎年観察しているのは、6月なので、少し心配していたのですが、
満月の日から3日間、ショップの前のビーチでかなり大規模なサンゴの産卵を観察出来ました。
22時20分頃、産卵が始まり、遅い個体だと23時を回ります。
毎回80分越えのロングダイブで熱き夜を過ごした3日間でした。
同じ種類のサンゴが、示し合わせたように、同じ時刻に産卵を始めるという行動は、
何度見てもグッと来るシーンです。
サンゴが産卵をする日は、普段夜には眠っている魚たちが起きていて、
サンゴから生まれたばかりの卵を食べようと遅くまで行動しているのも興味深く、
という事は、彼らは日中にはサンゴを見て“ああ今日産卵だな”と理解っている訳なんだなと。
まあ、思いっきり眠っている奴もいますが・・・笑
ま、、、君は日中も何だか岩をゴリゴリと、食事の仕方が雑だもんね…
なんてハゲブダイに心の中で話しかける。
産卵を見るビーチの、日中の景色です。
このサンゴ達が一斉に産卵を行う光景や圧巻。
来年はワイドレンズを持って入ろうと、今から楽しみ!
産卵と言えば、
ニシキテグリも絶好調なのです。
プリプリっ!!と産みまくっております。
産卵のタイミングをなかなかつかみ切れていないのはこの子たちで・・・
きれいに産卵床を作り上げているアマミホシゾラフグです。
産卵をした翌日の産卵床は
明らかにサークルの形がすぐ変わるので、一目瞭然なのですが、
ここ2年間、サークルを作り上げた日の夕方、早朝に潜り、ようやく時間帯が見えてきたところ。
最も産卵シーンが見たいベスト2!
僕的、産卵シーンが見たい生物ベスト1はこちら。
春~初夏の間、ショップから近くのビーチポイントに集まるハリセンボン。
まず産卵の為だと思われますが、こちらも産卵のタイミングをつかめておりません。
理解らないから面白い。だから潜り続ける。
ガイドと言う、ずっと海に潜り続ることが出来る、この仕事は、本当に面白いなと思います。
真摯に海を追いかけているガイド先輩達には、たくさん会ってみたい人や尊敬している人が居ます。
先日、亡くなられた白石さんも、真摯にダイビングガイドとして活動をしていて、
文面やメッセージからも、その素敵な人柄が伝わってくる、お会いするのが楽しみな方でした。
亡くなられたことは、本当に悲しくて、残念です。
ご冥福をお祈りすると共に、拓さんのように、真摯に海に向き合い続けたいと思います。
ふるた