皆様こんばんは、鹿児島県本土の海より松田がお送りいたします。
この7月は大雨の日が続きこの12年でこんなに海にでれない日は初めてです。
安全を考慮することはもちろん、ご参加いただくゲストさん方がワイド撮影など雨天には向かない条件も多くより一層の配慮が必要です。
そんな中、夏はタコクラゲ!冬は海藻の森を楽しませてくれるエリアに行きクモハゼの卵保護の様子を観察していた時の事です。
まずは、水深2m前後の巣穴にて卵保護中のクモハゼ。
貝や他の魚から卵を守りつつ常に鰭でハタハタと仰ぎ新鮮な海水を送り続ける様に「子」を育てるという事を考えさせられます。
と、このクモハゼの卵保護を観察中にモヤモヤと辺りが白濁し始め緑色と白色の混濁の海へと・・・・・・
しばらく観察してこのモヤモヤは海藻の胞子だろうと、その行く末を見たく!潮流の先を追います。
あるエリアに潮溜まりがあり、そのエリアにまるでドライアイスの様にモクモクと立ち込め、溜まっているではありませんか!!
ホソジュズモのこんもりした部分がまるで山の様でミニチュアのセットを見ているような光景です。
海中に雲海とはこの事なのです。
スローシャッターで怪しい森を表現。
薄々、鹿児島の海は変な海だなぁ〜と思っていたけど。
やはりヘンテコな海だったのです。
鹿児島県鹿児島市下福元町7641
ダイビングショップSB
松田 康司