皆様こんばんは、鹿児島県本土より松田がお送りいたします。
台風19号により被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。
鹿児島県もこれまで台風の通り道として大きな被害を受けてきましたし、幼い頃より家が軋み木々が折れ空を舞う光景を目の当たりにし、室内にいながら風圧を感じるような暴風を経験してきました。
慣れ、不慣れでは言い表せない恐怖をお察しします。
特別な事は何一つなくてもいい、平凡な日常を大切に!潜れる事に感謝しなければなりませんね。
錦江湾は桜島の麓の水深5mでは今年も大小のネジリンボウが所狭しと観察できます。
各種ハゼは好みの底質があると思いますが、ネジリンボウも少し目の粗い砂と火山灰のエリアに密集します。
幼魚の中でもごく稀に背鰭の第2棘が白く伸長する個体が現れます。
ヒレナガネジリンボウは黒い棘が伸長しますのでヒレナガネジリンボウではありません。
同一個体を観察し続けると、少しずつ短くなるものや或るヒ突然折れてなくなる個体などいずれも最終的には伸長した棘はなくなり通常のネジリンボウになるのです。
オジサンのサンセットでの求愛。
オジサンってめっちゃ飛ぶなぁ〜そんなのが最初の感想でした。
「オジサンのオジサンによるオジサンのための産卵」が最近のサンセットでのメインメニューに。
だって、オジサンはオジサンと産卵するしその子供はオジサンだし・・・・・・祖父も祖母もオジサン・・・・・・家系図でたらめだなぁ〜なんて想像しながら観察すると最高です。
ある日の早朝。
ミジンベニハゼのハッチアウトを観察しに行く道中の水深20mでウズラガイが交接していた。
最初はペアだったところから、砂から這い出てきたウズラガイがもう一個体加わり三個体でネチネチと交接し始めた。
ミジンベニハゼのハッチを15分程で見届け、帰りに通りかかるも相変わらず交接中。
実はずっと見たかったウズラガイの交接。最後まで見届けたかった。。。
錦江湾の浅場から多く、通年沢山見かけるイイジマフクロウニ
これまで、砂地にいる個体や岩肌にくっ付いているいるものばかり見かけ、岩肌の海藻などを主に食べているのだろうと思っていました。
年に2回産卵シーズンを迎えるアオリイカがこの9月にも産卵を行い土砂と共に流れてきた竹の根元に多くの卵を産みつけました。
そこへ、イイジマフクロウにが這い上がるように詰め寄り卵を食べております。
1週間程時間をかけ殆どの卵は食べ尽くされてしまいました。
朝晩と肌寒くなり体調管理も難しくなります。皆さんもお体に気をつけて!また海で元気にお会いいたしましょう〜☆
鹿児島県鹿児島市下福元町7641
ダイビングショップSB
松田 康司