越冬する熱帯種たち。

越冬する熱帯種たち。

本日5日は西伊豆「井田ダイビングセンター」よりカマがお届けします。

 

2月に入り寒さも本格的にやってくる季節。

陸はもちろん水中も。

 

最近のゲスト様との会話の中で必ずと言っていいほど出てくる言葉が「暖冬」

普段から屋外で働いているので外の暖かさが分かりやすい。

暖かい方が良いのに越したことはないですが、これから考えもしないようなところから影響が出てきそうで心配ですね。

 

水中も陸と同じような状況が起こっており、この時期にして2〜3℃程高い状態です。

 

 

ハタタテハゼ

 

当店のマスコットウオにもなっているハタタテハゼですが、今まで見れても夏から秋のみだったのですが、2月に入ってもバリバリ元気!

 

ケラマハナダイ

 

個人的に嬉しいのはこのケラマハナダイ。

今まで通年見れる種としてはキンギョハナダイとサクラダイとアカオビハナダイのみでした。

夏の時期は産卵行動を観察する事ができ僕の楽しみの一つ。

僕が井田に入社した8年前はアカオビハナダイの雄は居らず小さなメスのみでしたので、もしかすると通年見れる種となるのだろうか?

夏までしっかり追いかけたいと思います!

 

去年の冬も割と高水温の状態が続き、今まで越冬しなかった種が生き残り繁殖しています。

正直、水温が高い状態が自然界で良い事なのか?分かりませんが、日々変わっていく環境に僕らガイドも順応していくしかないのかな。

 

水温が下がってからの新たな出会いもあるので楽しみにしておこう。