皆さん、こんにちは。
6月19日から、再開した久米島からです。
自粛期間中も定期的に海に出ながら調査ダイブをしておりました。
サンゴの産卵、ギンポ・カエルウオの産卵・孵化、そしてブラックウォーターダイブと、朝から真夜中まで海に浸かりっぱなしの日々もありました。
モンツキカエルウオの産卵風景です・・・~\(^o^)/
モンツキカエルウオの産卵中は、巣穴の大きさ・モンツキカエルウオの雄と雌の体の大きさ・雄の性格などの諸々の条件が揃えば、
産卵後半に、このように雌雄の顔が並ぶようになります。
とても幸せで可愛い光景ですよ・・・~(^-^)/
そして、5日~6日間、卵の保護保育して
陽が落ちた暗闇の中、元気よく孵化していきました・・・。
モンツキカエルウオの沢山棲息するポイントで、サンゴの産卵を観察しました。
どうせなら、「ユキメル」で(チリをボカして雪に見立てるメルヘン)粉雪ぽく演出して撮り、被写体の主人公には、
もちろんモンツキカエルウオにしようと思っていました。ただ、ちょうどモンツキカエルウオの居るコモンサンゴが産卵するかどうかがネックでしたが・・・(^_^;)
産卵前の入念な確認で、その夜、産卵するコモンサンゴの穴を巣穴としているモンツキカエルウオの雄を数個体見つけて、その中で、その夜ハッチアウトする卵を
保護保育している個体もいました。
本当は、ハッチアウトする仔魚とサンゴのバンドルを絡めて撮りたかったけど、いかんせん、ハッチアウトする時間と産卵する時間が、
ほぼ1時間半~2時間(ピークの時)ズレているので諦めました・・・(^_^;)
そして、サンゴのポリプから、ゆっくりとバンドルが、その姿を現し始めました・・・。
サンゴのバンドルを見て、僕の指ほどの大きさの彼が何を叫んだ(?)のか?!・・・それは、誰にも解らないけど、とても静かな幸せのひと時でした・・・。
ブラックウォーターダイブで現れたフリソデウオの幼魚です。
これは、昨年の写真ですが、暗闇の中、ライトの光に浮かび上がる天女の様なこの子を、もっと幻想的に撮りたいと思っていました。
僕のカメラに取り付けたライトに集まる無数のカイアシ類達も入れながら・・・。
ライトの位置とストロボの当たる角度を、いつもとは変えて、浮かび上がる様に・・・。
幻の様な彼らとの出逢いは、いつも僕らをときめかせてくれます・・・。
再開して、毎日、楽しくガイドさせて頂いてます。
ありがとうございます・・・。