ロケの8月

ロケの8月

いまはゲストで賑わう繁忙期のはず?ですが今年はロケです!

毎日潜り続けています。

そんな様子を今月は南三陸からお知らせ致します。

牡蠣の養殖を撮影する様子です

このリアス式海岸らしい養殖の様子は人工物でありながらも様々な生き物たちの生息場所としても利用されています。

 

ラムサール条約の認定を受けた志津川湾ではアラメ林が繁茂しています。

広範囲に繁茂するアラメは海中林と呼ぶに相応しく中に潜り込めるほど大きく成長します。

 

最長7mにまで伸長する事が知られるタチアマモの中では万単位のアミが群れ泳ぎます。

綺麗だったなーロケは天気と海況に恵まれています。

 

繁殖期のイソギンポはあちこちで抱卵中です。

岩肌の穴の中やイワガキの殻の中で繁殖の様子を見せてくれますが個体により性格も違うので撮っていて楽しい!

 

終盤を迎えたミミ以下のハッチ!

毎年お決まりの孵化シーンは今年も鉄板で観察できます!

 

まだ大きなお弁当を持ったものまで元気に飛び出していきます。

足の間に見えるのは卵黄です。後1週間も卵の中にいた方が良いのに出ってちゃう奴もいます。

 

ダイビングポイントで唯一繁殖する軟骨魚類のコモンカスべの卵です。

沖合ではネズミザメにアオザメ、ヨシキリザメと多くの軟骨魚類が見られますが沿岸域ではコモンカスべというエイの仲間が見られるだけです。

 

約100日ほどで孵化しますが生まれたてはこのサイズ!

しかしその姿とサイズが困るほど可愛い!

 

来年は南三陸の海もご案内できるようになることを祈ります!

来月は函館からお送りいたします、ありがとうございました!

 

diving service  GruntSculpin  佐藤長明