毎月7日は三保真崎から鉄が海の情報をお届けしています。
さて、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ここ1ヶ月ほど海に潜っておりません。
絞扼性腸閉塞になり手術をして、12日ほど入院をしていました。
先週からリハビリを始めて、現在は普通の生活を送っていますが、ダイビングへの復帰は
今暫くかかりそうです。
なので今回は先月に投稿予定であったサクラダイの繁殖行動に関する情報をアップします。
いつも思うのですが、これだけ多くの雌がいる中で、何を基準に相手を選ぶのでしょうか。
以前、1/35億なんてフレーズが人間界にもありましたが、単に手当たり次第って訳でも
なく、かと言って繁殖の確率が高そうな相手を選択しているようにも見えません。
謎です。
比較的、低い位置でランデブーを開始して、徐々に上昇しながら左右に泳ぐ間隔を詰め
てゆきます。頂点に達すると放卵・放精をします。
浮遊物が多いと卵だかなんだかよく分かりませんが(笑)産卵口が開き、雄の口が開いて
いれば、間違いなく放卵・放精が行われています。
毎年この時期は、潮や時間帯を選んで海に出かけていますが、なかなか思うような撮影が
できません。
ペアリングは徐々にその機会を少なくしていますが、幼魚の数も増えて来ましたので
アカオビハナダイやキンギョハナダイの幼魚とともに狙ってみるのも良いと思います。
私も、年内には海に復帰して潜り納めをしたいと考えます。