光差しますように。

光差しますように。

2021年も明け過ぎてしまいましたが、本年も皆様どうぞよろしくお願い致します。

鹿児島県本土より松田がお送り致します。

まだまだ多くの方がウイルスの蔓延により不自由な生活を強いられ暗い日々を過ごしていらっしゃることと思います。

先日、日本を覆うように寒波が襲来しましたが、その際にこの南国にも雪が降りました。

この数年間、狙っていた一コマ。

「北限のメヒルギに積もる雪」

熱帯から亜熱帯の地域に群生するメヒルギ(マングローブ)に雪が積もるなんて!と季節のもたらすシーンを楽しみにしておりました。

 

降雪の朝、陽が昇って雪が溶けてはいけない!と急ぎ向かうも実際に目にする緑に光るメヒルギの葉、川辺に黄金色に枯れる草も、そして何より白い雪、全てが美しかった。

しかし、きっと温暖な地域に根をはる彼らにはまさに「耐える」時期であり降雪という現象も追い打ちをかけるものなのかもしれないなぁ〜と感じました。

 

それでも生きていく、生きなきゃ〜って。

毎年海藻が生い茂るその地の硝化作用がすごい。

発生するガスが海底にビーズのように並びキラキラでございます。

イクビホンヤドカリの交尾前ガーディングをキラキラと。

鹿児島の錦江湾もそろそろ年間の最低水温域にたっしようとしています。

それでも16℃程はありますが、ゴカイの仲間が作る棲管に尾を巻き受け身を委ね寒さに耐えているようにも見えました。

実際はうねりに飛ばされないよう体を固定していたわけですが・・・・・・

そして最後に今年は例年より2週程はやい海藻ワールドの展開です。

見頃はこの調子ですと2月下旬頃まででしょう。

水面から差す光が降り注ぎ目で見ているだけでも癒しです。

中々思うように出歩けない日々、皆さんにも光差しますように。

 

鹿児島県鹿児島市下福元町7641

ダイビングショップSB

http://sb-diving.sakura.ne.jp

松田 康司