海のbreakingdown

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湾奥ロックだぜ〜♪

奥駿河湾ガイド、ふらら日和の八木です。

今月6月といえば、伊豆では魚の繁殖シーズン!
生物は繁殖の為に生存する、と言われるくらい大切な事。

そんな繁殖を効率よくする為に、縄張りを決める魚たちがいます。
その縄張りを、一線でも越えようものなら、一触即発!
男の喧嘩バトルが始まります。

今、奥駿河湾で熱い男達のご紹介です。

まずは、やはり西伊豆といえばアカオビハナダイ!
産卵は井田ダイビングセンターのカマくんの十八番ですが、我が奥駿河湾でも行われています。

産卵前の求愛時、産卵時に縄張りに入る別雄がいると、喧嘩が始まり、ひどいと噛み合ったりもします。

写真は、静浦で産卵前に喧嘩ではなく、今から求愛に行くのにたむろしている雄達。
こんなシーンは初めて見たので、新鮮でした。
産卵自体は日中に見られるので、ありがたいです!

 

そして

イトヒキベラ!
とにかくギラギラは綺麗ですね〜。
こちらは縄張りを決める時点で喧嘩が始まるので、写真のようなシーンは一番見やすいのではないでしょう。

産卵自体は、日没1時間前くらいなのですが、天気悪かったり、海中が暗い日は15時くらいから始まるときもあります。

 

最後は、地味系・・・

コウライトラギス!

この時期は、日中に砂地でもぞもぞ始まります。
これも縄張り争いなのでしょうか?
ヤマドリの行動と似ていて、砂地の転石を指標に縄張りを決めているようです。出くわすと写真のように、鰭を広げて威嚇します。
噛み合ったりもしますよ。

産卵は、日没30分前くらい。
薄暗くなると、雌もぞろぞろ集まり、雌を追って意気投合すると、上昇産卵します。
滞空時間も短いので撮影は困難ですが、個体数も多いので、その時間に潜れれば、高確率で観察はできますよ。

その他も、いろんな魚が繁殖する今月の奥駿河湾は熱いですよ!!

ぜひ一緒に観察&興奮しませんか!!!

奥駿河湾で潜るなら・・・
ダイビングショップふらら日和