きせきのきせつ

きせきのきせつ

毎月、7日は三保真崎から鉄が海の情報をお届けしております。
ここ4日連続で晴天が続いております。
金曜日から風がおさまって安定した週末が迎えられました。

以前、何度かYgad.が出たことがありますが、この大きさの幼魚は初めて見ました。他の場所でも
2個体見れたそうなので、そんな年もあるんだなぁ〜と感心しました。

幼魚つながりで言えば、これまた初お目見えのベニハナダイの幼魚です。大きさは2cmほどで
なかなかシャイな性格ですが、水深が17mなので存分に観察できます。

ちょっと目先を変えるとボウシュウボラの産卵を3カ所で観察しています。分かり難いと思い
ますが、大きな雌の上にその20%ほどの大きさの雄が乗っている状態です。先週は、ここに
もう1個体「やきもち」の雄がついていましたが、居なくなっていました。
諦めたのでしょうね。

何とインドアカタチがでました。これまでは、このサイズのインドは6月の頃なんですが、
何故か今この季節に…。

しかも2個体もいます。どちらも良く巣穴から出て来て撮影がし易いので狙い目です。
補足で、この左側には両方ともイッテンアカタチが居て潮流がある時を狙えば、両方
とも観察ができますが、微妙に両種は入らない距離なのであしからず。

浅瀬では、メバル、カサゴ、タカノハダイ、マダイ、シマヒメヤマノカミなど多くの幼魚
が観察できます。真崎では珍しいキジハタの幼魚も観察できました。

これまでも閏年には、いろいろと変わった生態や魚が見られてきましたが、この辺りの
初記録もその影響ではないかと考察しております。