夏はイカ

夏はイカ

8月下旬
生い茂っていた海藻類も徐々に枯れ始めフィールドは少し殺風景になり始めます。

胞子を放出し終え上がる水温に立ち枯れていく様子はなんか切ない

 

そんな時でもウニや貝類、甲殻類の繁殖が見られたりと常に命の営みを感じられるのがフィールドの楽しさです。

大潮毎に岩の上部に集まり放精と放卵を繰り返します
あまり繰り返さなくていいのに
昨年は6月に見た光景がなぜか今年は8月!?
いつも背中に何か乗っけて歩き危険を感じると砂に潜って身を隠します
そんな彼らも交接は隠れる訳にはいきません

 

そんな今頃のマイブームは「烏賊」です。

繁殖期に入り1〜2ヶ月経過しましたがそうすると孵化を観察しやすい季節となってきます。

今回ご紹介するのは全国的にも観察できる「ヒメイカ」と「ミミイカ」です。

別に北海道から紹介するほどの被写体ではないかもしれませんが個人的に好きなので紹介します。

ここから4枚が「ミミイカ」です

卵の中でやっと形が整い始めます
やがて孵化の時を迎えます
中にはまだお弁当を持った状態で生まれてくるのもいます
そして砂地に到着すると親同様に砂の中に潜ります

 

ここから4枚「ヒメイカ」です

生みたての卵はレンズのように透き通ってとても美しい
眼ができ始めます
ここまで成長すると1週間ほどで孵化を迎えます

異常気象でここ10日間潜れずにいましたがシケも明日で終了!20日からはやっと再開できそうです。
函館店からGruntSculpin佐藤長明でした