世界で最も小さなイカとして知られるのがヒメイカ類です。
本州を中心に広く観察されるのが「ヒメイカ」ですが北海道の函館でも観察出来ます。
数年前までは冬場の水温に耐えきれず死滅していましたが下がりきらない冬場の水温に近年は越冬しているのです。
さて、この種の絶対的に他種と違った特徴といえば胴部に小判型の吸着器を持つため様々なところにくっつけるところです。
なので他種の稚イカなど小さなイカと見分けるには何かにくっついていればヒメイカという訳です。
ヒメイカが好む場所はくっ付く場所とエサとなる小型の甲殻類(主にエビ)が多く生息するアマモ場や藻場です。
食事方法は捕まえた甲殻類の中身だけを吸い出すように食べて外側の殻は捨ててしまうグルメなやつなのです。
繁殖はアマモ場を好み葉の表面に一粒一粒30分程度の時間をかけて産み付けていきます。
メスの産卵が始まると周辺で待ち構えていたオス達が次から次へと交接に訪れます。
まさに旬を迎えたヒメイカがいま面白い!