台風14号の中から今晩は!鹿児島本より松田がお届けいたします。
このブログを停電する一室で汗だくになりながら更新中です。
鹿児島県の離島を舐めるように北上し、これから九州を縦断するらしく少しでも被害のない事を願ってやみません。
今回は、この夏ご案内してきたもののほんの一部をご紹介です。
ウミシダの放卵です。
ウミシダの全身から湧き立つように放たれます。
この観察中は他のウミシダとリンクして一斉に!!というわけにもいかず、あちらでポツリ・・・こちらでポツリ・・・という具合でした。
鹿児島県本土では「タカジ」という呼び名で親しまれるバテイラ(貝)の放精です。
この種は放卵がなんとも見事に美しいのですが、ゲストさんが撮影されている横で放精をば撮影です。
辺りを見渡すとこの種の貝は、皆一様に岩やサンゴの上の頂きから立ち上がるようにして放精と放卵を繰り返します。
キンセンイシモチのハッチアウトです。
日が暮れて当たりが見えなくなる頃には不自然にサンゴの上に佇む姿をよく見かけます。
南さつまのエリアではテーブルサンゴの仲間の上にハッチアウト前は上がっていることが多いのでご覧になりたい方は是非リクエスト下さいませ。
自然環境下でのクラゲの仲間のポリプをついに見つけた!
右にいるキノコのような少し大きめのものがサカサクラゲのエフィラと呼ばれる段階です。
この後、幹のような部分が少しずつ短くなり、それに比例してクラゲの部分が大きくなりやがて切り離されクラゲとして浮遊生活を始めているようでした。
他に映る小さなイソギンチャクのようなものはおそらく全て同種のクラゲのポリプかと思われます。
引き続き観察を重ね、その生活史を報告いたしますね。
今年も沢山の方とご一緒させていただきました「タコナイト(タコクラゲナイト)」
今回の台風で殆ど全滅するかと思います。また上記のポリプのように命を繋ぎ来年以降もその姿を見せてくれるといいなぁと・・・・・・
あぁ〜海いきたいなっ。
鹿児島県鹿児島市下福元町7641
ダイビングショップSB
松田 康司