大瀬崎より、赤堀です。
11月中旬以降の当地は、まだまだ海中の水温は高めで20℃台を推移しています。
例年だと18℃台なので、2℃ほど高いですね。潜っていてもそれほど寒さは感じませんし
透明度も比較的良好なので、安全安心な海中が続いています。
毎年、この時期になると深海性の生物の出現が気になるところで、朝の海チェックの際も
水面下を暫く流して「何かいないかなぁ~」と独り言を呟いています。
今年は残念ながら、まだ日中の目撃例は少ないのですが、ナイトダイビングでは深海性の生物
が徐々に増えてきています。
大光量の水中ライトを駆使して、夜の生物を観察や撮影するスタイルで、「ライトトラップ」と
呼ばれています。基本的には、ライトを水面方向へ向けてその上を浮きながら観察&撮影すると
いった流れなので、「浮遊する?」とか「浮き浮きします?」と話をすることもあります。
定番のホタルイカモドキの仲間は、これでもかといった具合の派手は色合いに体色を変えて
足をあげて、威嚇するように明かりに向かってきます。
この他には、タルマワシの仲間も観察例は多いですね。
この時はたまたま子育て中だったようで、サルパ類やヒカリボヤ類の内側を食べて空洞にした場所で
育てていました。
日中によく見られるフウライウオの仲間も、夜になるとガラっと色合いを変えて
漂っていました。
深海生物は、これからが本番です!
防寒対策をしっかりして、一緒にウキウキ(浮き浮き)しましょう!!
今年一年、有難うございました。来年も何卒宜しくお願い致します。
良いお年をお迎え下さいね!!