こんばんは!
通常なら函館から今の旬をお伝えする所なのですが今月は毎年恒例の流氷ダイビングの様子を少しお伝えいたします。
今年は流氷当たり年!
ウトロの沿岸域は安定して毎日流氷でびっしりです。
昨年と違い天候も比較的安定しているため面白い現象も見られています。
そんな様子をご紹介いたします。
エントリーしてすぐの水中では不思議な光景が広がります。
水中に2層に分かれた景観があり水面側に淡水層と水底側に塩水の層と2層に分かれています。
完全結氷した水面には河川などから注がれる淡水が押さえ込まれ1mほどの層となって存在増します。
なのでダイバーが流氷を撮影しようとするとこの様に淡水と塩水が混じり合うハロクラインと呼ばれるモヤモヤの層ができるため不思議な現象となるのです。
淡水層の近くにある昆布は緑色をしています。
しかし、塩水層にある昆布は茶色く健全です!
これは淡水層に晒された昆布などの海藻は焼けて緑色に変化するためです。
すると淡水層にはこんな感じで氷晶と呼ばれる氷の結晶ができていきます。
よく見ると確かに美しい結晶ができあがっています。
もっとアップで見るとこんな感じ!
可愛いですね。
それらの結晶が温められると海藻から離れて流氷に合流しその成長を促します。
氷と合流して成長してする氷晶もあれば流氷の上で成長する氷晶もあります。
結果こんな感じで氷のティアラが出来上がります。
まだまだお見せしたい写真もありますが今回はここまでです。
来年も開催しますので興味のある方はご案内致しますね!